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Mac mini Apple M2チップ発売でMac miniを賛辞する

2023年2月3日からApple M2チップのMac miniが販売開始された。
M2のMacBookProも同時に販売開始。
MacBookPro、MBPは黙ってても人気だからMac miniを讃えたい。

Mac miniは約8年間の長い間DTP業務で使っていたので愛着がある。すごい小さいのに、デスクトップパソコンでまともに動く。特にMac miniのすごいところは電源にある。アダプタが本体に内蔵されているので、外側のコンセント部分に巨大なアダプタはない。この形を採用してるのをMac mini以外で見たことがない。MacBook、クリエイターノートPC、どれにも巨大なアダプタがついている。本体だけの持ち運びを考えると最も軽い。
Mac miniは、Adobe CCをグラフィックデザインで使う分において、もっともすぐれたデスクトップパソコンだと思う。
その前はMacProを使っていたが、フルタワーに近く、重いし値段も高い。その後2013年に新しい黒いMacProが出たが普及しなかった。高額だったし、拡張性がなかった。
iMacも素晴らしいデスクトップパソコンだがモニターを変更することができない。そして画面も本体も同じなので大きくて重い。特に画面が大きくて素晴らしい27インチは重い。21インチは軽いが画面が小さい。現行の24インチは、あいだを取っていいとこ取りのように見えるが、カラフルさとテンキーのついてないキーボードは仕事に向かない。
Mac miniは拡張性は乏しい。中身を開けて見ることは難しい。しかし、もう中身を開けて見れるMacはない。外付けで拡張していくことを考えると、本体は小さいほど頼もしい。巨大なモニターや、2台以上の複数のモニターの設置もできる。ゲーミングマウスや特殊なキーボード、ペンタブレットも付けられる。ただ、USB接続やBluetooth接続があれば、どのMacでも付けられると思われるかもしれないが、Mac miniにはそもそも何もついていないから、必要なものを考える必要がある。その時点でクリエイティブな気がする。

今回販売のM2チップはSSD容量の違いで2種、M2Proチップで1種の3種類がラインナップされている。SSD容量の違いはBTOで選べるので実質チップ差しかない。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2301/17/news177.html

ただしメモリはM2で最大24GB、M2Proで32GB。メモリは判断が難しいが、アプリケーションを複数使う仕事をする人は16GB絶対必要。8GBで使うのは問題外。メモリは意外にクラウドサービスを使っているときにバックで使われているケースが多いので注意。問題は最大24GBにするか、32GBにするか。あとは金銭的な問題でM2かM2Proを選ぶ感じだろうか。
SSD容量は1TB以上を選ぶべき。256GBを選んでたのは10年前の話だし、512GB、500GBは必要最低限。確かに外付けディスクに大きな容量があれば解決できそうだが、ローカルにデータあるとないとでは作業感がぜんぜん違う。ローカルに1TB、2TB持って、外付けに4TB持つとか考えた方がいい。クラウドストレージもがんがん使っていいけど、ローカル1TBは確保した方がいいと思う。
そう考えるとM2チップ24GBのSSD1TBで196,800円か、M2Proチップ32GBのSSD1TBで268,800円の選択になる。ほかにモニターもキーボードもマウスも必要になるのでプラス4、5万円ぐらいで考えた方がいい。
ちなみに前モデルM1Mac mini(2020年11月発売)は8GBのSSD512GBの102,080円だった。BTOでメモリ16GB、SSD1TBにすると16万円ぐらい。円安の影響で高くなっている。
しかし同時発売のM2MacBookProの14インチが、メモリ16GBのSSD1TBで358,800円もするので、MacMiniが断然お得なのがわかる。
WindowsでクリエイターPC組んでも20万円前後になってくると思われるのでMac miniは相当コスパがいいと思うし、そしてなんといっても小さい。


WindowsのデスクトップPCとの違いは接続と拡張性がぜんぜん違う。最初からWiFiとBluetoothが使える。Windowsデスクトップで無線環境が使える機械はあまり見たことがない。またThunderbird4、USB-Cの穴が標準で付いている。これもWindowsデスクトップではすごい少なかったりして困る。また同じMacの中では有線LANケーブルをさせるイーサネット接続の穴が開いている。もう今のMacBookには有線LANケーブルはさせない。
Mac miniは最初からの特徴で有線と無線の通信環境を持っている珍しいパソコンで現行モデルでもその機能を持ち続けている。珍しいというか、実際インターネット接続する際に困る場合があるので非常に便利だ。

Appleの新しいMシリーズのチップセットがM2、M3とシリーズ化してきているが、Mac miniが筐体を変えず進化してくれるのはうれしい。デスクトップパソコンは仕事、デザイン業務など以外では使われなくなってきているが、拡張性のない高額なノートパソコンでは困る場面も多いので、ぜひMac miniは続いてほしいと願う。

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