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ボードゲーム会で聞いたぼやき

公民館などの公共施設で基本的に自由に参加者を募ってボードゲームを持ち寄り、遊ぶ機会を設ける場のことを「オープン会」と言います。
(逆に内輪メンバーだけで遊ぶ会をクローズ会と呼びます)

昨今のコロナ禍ではなかなか消毒や検温の手間があるので開催が難しくなっています…。
しかしながら、ボードゲームというものは基本的に複数人数の人がテーブルを囲んで向かい合ってあーだこーだ言いながら遊ぶものなので、その感染対策の手間を省略することができません。というか、省略しちゃだめですね。

ボードゲームに限らず、なにごとも今の環境や状況に対して、今までのやり方ができないとぼやくのは時間の無駄。新しくできる方法を探す方が生産的です。

さて、そんなオープン会ですが、自分も主催で開催したり、他の方が主催で開いているものにお邪魔してボードゲームを楽しんでいるなりさんです。


前置きが長くなりましたが、
今回はその参加者の場に対する考え方の差ついて。

先日あるオープン会にお邪魔した時、その場にはけっこうな人数の方が参加されていました。だいたい1テーブル4人前後くらいで、4テーブル程だったので、だいたい15人以上は参加されていたかと思います。

そして、同じテーブルについて遊んだ方がちょっとぼやいたんです。

「あそこのテーブルにいるメンツは、このオープン会が始まってから終わるまでずっと同じメンツで同じゲームしかしていないんだよね…。ここに来る意味あるのかな」と。

その方にとってオープン会というのは、色んな人との交流の場で、自分が持っていないゲームを所持している方からお借りして様々なゲームを遊ばせてもらえる場であるという考え方なんですね。
ですので、同じメンバーで同じゲームしかしていないその人達は、極端に言えば、別にこの場に来る必要はなく、自分たちで遊ぶ場を作ればいいのではないか、と主張しているわけです。

まぁ確かに一理あります。
交流の場なのに、交流をしていないではないか。
ただ、結論だけ見ると、この場にそぐわないから出ていけばいいのにということに聞こえてしまいます。さすがにちょっと厳しい意見…。

逆の立場からみれば、その同じゲームばかりを遊んでいる方々は、自分たちが好きなゲームを遊んでくれる人を探しているのかもしれませんし、その会場の雰囲気が好きで、この場に集まることを選んだのかもしれません。


どうしても参加自由と称して人を募ると、この場所に足を運ぶ理由が異なる方々が集まることになります。

人によってはゲーム会に参加する理由なんて、
「自分の所持していないゲームを遊ぶことができる」
「ここでしか会えない人に会うことができる」
「雰囲気を味わいたい」
「暇つぶし」などなどまさに十人十色。それ自体は問題ありません。

しかし、こういった意識の差異があることをほっとくと人間関係のトラブルに発展してしまう可能性があります。特にその会の古参メンバーになればなるほど自分と考え方が異なる人を見過ごせなくなって口をだしてしまいます。
いわゆる老害化ですね…。

そんな無用なトラブルは避けたいと思うので、どうすればいいのか自戒を込めてメモを残しておきます。

大前提として、会の舵取りをしている主催の方には、まず参加者に会の共通ルールと大きな参加目的は示しておいてもらわなければなりません。
これがないと参加者は何を基準にして参加するべきかわからなくなってしまいますし、トラブルが起きた時の仲裁の基準も分からなくなってしまいます。

参加者の方にも、
その場をみんなで共有していること、その場所にいる理由はみんな異なることをを意識してもらう。そして参加者同士で共通話題をゲーム以外にも見つけて、何気ない雑談を楽しむことを心掛けてもらう必要があるのではないかなと思います。

大切なのは、相手を認めること。気にし過ぎないこと。そして楽しむこと。

ボードゲームのオープン会というのはいわばコミュニティ形成の場です。

みんなで楽しいサークルづくりをしたいですね。



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