令和の虎について思うこと

昔、マネーの虎と言う番組があり、そのマネーの虎に出演していた岩井さんが立ち上げた令和の虎を立ち上げた当初から楽しく見ていた。

観ていくと時代の変化かもしれないが、マネーの虎では虎同士もライバルであってまさに戦場という感じがしたが、令和の虎では虎同士の関係と穏やかな感じがあって時代の変化も楽しさの一因にある。また、穏やかでありつつも、志願者への意見はやはり社長をしているだけあってとても的確で的を得ていて、観ている側としてもプレゼンを勝ち取るために詰めなきゃいけない事が何かを考えさせられてとても良いチャンネルだと思う。

しかし、最近観ていて何か心の中にもやもやを感じていて、以前より番組を観る機会が減ってきた気がしている。

そのもやもやが何だろうと思い動画を見ていてふとある事に気付いた。

それは全ての志願者が公平ではないと感じる事だ。

番組始まった当初はALLかNithingとお金を勝ち取るかどうかというスタイルだったのが、条件付きが出来たりした事でそのスタイルが少し変わってきたように思う。

また、司会の岩井さんはあくまで中立の立場であるはずが、志願者によってアシストしたり、逆に不利になるよう責めたりとその中立性が失われつつあるのも観ていて面白さを失うきっかけになっているように思う。

こうした考えを決定付けたのが1番最近アップされた千夏さんの回。

この回はもう番組開始から成立ありきのデキレース感を感じざるを得ない展開でした。当初番組の方針は公平性を保つため、志願者と接点のある虎は出演しないという事だったが、お金出す気で来たという遠藤社長の最初の一言で、このプレゼンをする意味は何だったのかと感じざるを得なかった。

物事成長させる事も難しいが、それよりも難しいのは維持させる事だと思う。

番組として長く続く中でスタイルが変わるのは当然あるかと思うが、変えてはいけない部分は当然あって、令和の虎は変えてはいけない部分を変えてしまったという事が最近の動画を見ていて思う。

登録者数は多いが、登録者数に対して再生回数が伸びてないのはやはりこうした事が起因しているのかもしれないなと感じた。

だからといって元のスタイルに戻す事が正解でもないので、本当一つのチャンネルを維持して成長させるのは難しい事ですね。

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