見出し画像

ポッドキャスト更新、テレビドラマクロニクル補足講義第三回「トレンディドラマ」


テレビドラマクロニクル補足講義 第三回「トレンディドラマ」その1

・トレンディドラマとは何だったのか?
・野島伸司の章で紹介。80年代後半に生まれたもの。月9の黄金時代のはじまりだが、イコールではない。
・トレンディから純愛へ。恋愛の宗教化。90年代前半。
・大多亮『ヒットマン テレビで夢を売る男』(角川書店)はトレンディドラマ時代のメイキング&ドキュメント。作り手自身による貴重な証言。
・若いスタッフと若い脚本家と若い俳優が若い人に向けて作ったもの。
・頂点を迎えたことで硬直化した80年代前半のテレビドラマの状況に対するカウンターとしてのトレンディドラマ。
・重厚なものに対する軽薄なもの。
・2021年のテレビドラマの状況とトレンディドラマ登場前のテレビドラマの状況がシンクロしている? 新陳代謝するのか硬直化するのか?
・TBSの火曜ドラマが若返りを図っている状況はトレンディドラマ初期と近いのか?

(訂正) 山田良明さんの名前は「りょうめい」ではなく「よしあき」でした。


テレビドラマクロニクル補足講義 第三回「トレンディドラマ」その2

・『キャラクタードラマの誕生』に収録された遊川和彦インタビュー。
大多亮と八木康夫が牽制しながら面白いものを作っていた時代。その背景としてあった金曜ドラマへのカウンター。
・トレンディドラマ以降はダメになったと言う人も多い。
・山田太一、向田邦子、倉本聰は、漫画における手塚治虫や映画における黒澤明のような存在。重厚な70年代までと軽薄な80年代。
・80年代の豊かさから生まれた若い表現とヤングシナリオ大賞とのシンクロ。
・ドラマ評論の難しさ。ドラマ史観の断絶をどう埋めるのか。
・キャラクタードラマを語るためには純愛ドラマ、トレンディドラマについいて語らないといけないし、トレンディドラマを語るためにはそれ以前の時代背景を共有しないといけない。
・95年以降はみんながキャラクター化していく。

テレビドラマクロニクル補足講義 第三回「トレンディドラマ」その3

・ドラマプロデューサーの役割。
・テレビドラマが脚本家を主語に語られてしまう理由。
・脚本家が複数いるドラマ。
・連続ドラマを一人の脚本家が書いていることで出来上がっていく世界観
・小説や漫画との類似性。同時にプロデューサーの力が強いことの意味。
・若手脚本家だからダメ出しできるし脚本家を自分の好みで採用できる。
・『書けない!』でも描かれた、別の脚本家に変えられる可能性。
・全員で作っていたトレンディドラマ。ジャンプとの類似性。
・映画と違い作者不在のテレビドラマ


おかげさまで『テレビドラマクロニクル 1990→2020』一般発売となりました。
 PLANETS公式オンラインストアでは、特典としてコロナ禍のテレビドラマについて書きました約9万字の書き下ろし電子書籍が付いてきます。詳しくは下記のURLを参照ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?