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MIC RAW RUGA Wインタビュー(REI&AKIRA)「REIとAKIRAから見たMIC RAW RUGA」(前編)

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MIC RAW RUGAインタビュー。最後はREIさんとAKIRAさんにこれまでのマイクロウについて振り返っていただいた。
デビュー当時思っていたこと、コロナ禍を経た二人の変化。今後の目標や、これからやってみたいお仕事、そしてワンマンへの意気込み等について話していただいた。
(取材・文:成馬零一)

MIC RAW RUGA Wインタビュー(REI&AKIRA)
「REIとAKIRAから見たMIC RAW RUGA」(前編)


MIC RAW RUGA
REI
AKIRA

――お二人にはこれまでのマイクロウを振り返っていただき、活動していく中でどういう気持ちだったのかについて、話していただければと思います。まずREIさんは結成当初からのメンバーですが、デビュー当時はどんなこと考えていたか、覚えてますか?

REI:最初のライブは、めっちゃ、緊張してました。でも、緊張よりもうまくできなかったという気持ちの方が強くて。終わったあと、悔しかったのを覚えてます。

――当時のインタビューを読むと、マイクロウは「MAGIC PARTY」のようなEチケさんの過去の曲もやる中で、ファンの方にどう思われるかについての悩みもあったのかなぁと思います。

REI:昔は、(過去の曲を歌っていたグループの)真似をすることしかできなかったから、それが凄い嫌で。でも今は以前よりは受け入れられるようになりました。Eチケさんの昔の曲でお客さんに喜んでもらっている状況に対して「自分じゃなくてもいいじゃん」と悩んでいたのですが、自分なりの見せ方が徐々にできるようになってきて、「ここに立っていていいんだ」と思えるようになりました。

――ずっと悩まれていたそうですが、ここまで続けてきたということは何か達成感があったからだと思うのですが。

REI:うまくなることやライブに夢中だったので、続けるということしか考えてなかったですね。

――手応えは感じていたのですか?

REI:マイクロウでいけるという手応えですか? もう、ずっと感じてますよ。

AKIRA:いいねぇ(笑)

――自信が有るのか無いのかわからないですね(笑)マイクロウの活動をしながらダンスの専門学校に通っていたそうですが。

REI:マイクロウに入った後にダンスの学校に入りました。平日土日、毎日学校があったので、二年間は学校に行ってライブに行くという毎日でした。

――ダンスの学校に通うようになって何か変わりましたか?

REI:まわりは全員、ダンスや歌を仕事にしていきたいという人たちばかりで。地元(佐賀)にはそういう人が周りにいなかったんですよね。だから、あまり人には言えなくて。学校に通うようになって、夢を持つ人もいっぱいいるんだと思えたことで、心がラクになりましたね。

REI

メンバーからみたコロナ禍のMIC RAW RUGA


――AKIRAさんが加入したのが2020年の2月でしたが、入ってすぐコロナ禍に入ってしまって。

AKIRA:ライブ4回やって8ヶ月休止(笑)。

――結構、間が空きますが、当時はどう思われましたか?

AKIRA:私、休みをあんまり作れなくてスケジュールを詰めちゃう人なんですよね。あの時はほんまに家にいないといけなかったじゃないですか。こんなに家にいることが生きていてなかったし、家では全力で踊れないから踊りたかった。私にとって踊ることというのは、発信と自己満足の二種類あって、自己満足で踊る時は、スタジオに行って、自分の好きな曲で踊って帰るということをやっていたのですが、それもできへんかったから、結構しんどかったですね。

――REIさんは当時どのように過ごされてましたか?

REI:休止の期間はずっと学校があったので、ふつうに家を出て学校に通って練習する日々でしたね。だから練習期間でした。

――ちなみに学校は、当時はどんな感じだったんですか?

REI:クラスの人数を減らして全員マスクして、ずっと踊ってました。

AKIRA:ようやるな。倒れるって(笑)

――この時期に通信教育をやってたんですよね。

VIDEOTHINK代表・岡島紳士(以下、岡島):ラップの作り方、フリースタイルのやり方も含めて10本くらいリモートでやりました。それはPDFのテキストとEチケさんの音声で一回一回、課題を与えて、このビートでこんな感じで、まずは初歩的なラップをしてみましょう。それをクリアしたら、次はこんな風にやってみましょうって感じで徐々に難易度が上がっていく、という。基本的にはラップの作り方を教えていくレッスンでした。
 
――習っている時はどう思われましたか?

REI:手間をかけていただいて、ありがたいですよね。それまであんまり自分で歌詞を考えたりすることがなかったので、自分で書いてみようというきっかけにはなったと思います。

AKIRA:ラップをちゃんと聞き始めたのもマイクロウに入ってからだったので、めっちゃ勉強になりました。Eチケさんの曲を聴いて「ここで韻を踏んだら気持ちいいんやなぁ」とわかったけど、そのレッスンでさらに、三小節目、踏まん方がかっこいいんだとか、勉強になりました。

――それで8ヶ月後に再開して、しばらくしてから二人での活動となるのですが、当時、お二人で話されたこととは何かありますか?

AKIRA:完全に二人になるまでは、それぞれ練習を頑張っていたって感じだよね。

REI:当時は私が、めっちゃ学校が忙しくて。

AKIRA:今でこそ二人で遊びに行ったり、いっしょに練習したりする時間があるんですけど、お互いに自分のことでいっぱいいっぱいで。私も入ったばっかりでマイクロウの曲を覚えなきゃいけなかったし。

REI :そうか急に二人になったから。

AKIRA:今までの曲、全部覚えなきゃと思って毎日聴いていたので、それぞれが頑張ってたって感じですね。

――連絡はあまりとってなかったのですか?

REI:完全に二人になるまでは連絡を取ってなかったですね。

AKIRA:二人になってからはやりとりしたり、レッスンの前後に話したり、こここうしたらいいよな。とかはありますね。

AKIRA

――曲としては「Go Forward」からだと思うのですが、二人になってからマイクロウの印象がだいぶ変わったと思います。もちろんEチケさんと岡島さんの考えもあるとは思うのですが、メンバーの二人はどういう風に受け止めて自分たちの表現に咀嚼していったのかなぁと。

岡島:「Go Forward」は、完全に二人のあてがきとしてEチケさんが作った曲ですね。

AKIRA:ダンスも、Eチケさんから「バチバチ踊る感じで振り付けを考えて」って言われて。

――フリを考えるのはAKIRAさんですか?

AKIRA:今は二人が多いですね。

REI:ダンスブレイクはAKIRAが考えて、構成は二人で考えることが多い。

――二人でフリを考えるようになったのは「Go Forward」からですか?

AKIRA:YUKIZIが入って三人になってからかな。二人の時は何も振りつけんと、ただラップしてたな。サビと最後だけ踊ってた。

REI:三人になったから「もうちょっと動きをつけてもいいよね」ってなって。

AKIRA:二人の時は元々、ダンスがある曲だけ踊って、あとはラップしてたって感じです。

岡島:それまでの曲は間奏、イントロ、アウトロがあって、決まった場所で踊ってたんですけど、YUKIZIが入ってワンマンに向けてパフォーマンスを仕上げていく中で、曲中の移動している時にもフリをいれるというか。移動も含めてフリをつけるということを既存曲に入れだしました。

――では、他の曲のフリも変わったんですか?

REI、AKIRA:凄く変わりましたね。

岡島:YUKIZIが入って、二人から三人になった時も変わるし、YUKIZIが抜けて二人のメンバーが入ると、またちょっと変わる。

REI:二人の時は毎回違う。

AKIRA:二人になったら二人のフリにして、同じフリはやらないっていう。二人に合う振り付け。4人に合う振り付け。見せ方が人数によって変わるもんな。

――その都度、変えてるんですね。

REI:毎回変えてます。

――:それは自然にやるようになったんですか?

REI:たぶん私が学校を卒業して、時間ができてからですね。学校に行ってた時はとにかく自分のスキルを磨くことで頭がいっぱいで、作ったり発信できるほどの自信がなくて。学校を卒業して、これまで磨いてきたことを発信していかないと意味がないんだって二人になった時に思って。それでAKIRAがいたからいっしょに考えていく機会が増えた気がします。

――二人になった時にREIさんの中で何かが変わったのですか?

REI:このままじゃヤバいのかも。何かやらないとグループ自体がなくなっちゃうかもしれないって思いました。昔は本当に自分のことでいっぱいいっぱいで、自分が練習しなきゃとかもっとうまくなりたいとか、そういうことしか最初は考えられなくて。それがだんだん、どうしたらグループでよくなるかとか、徐々に考えられるようになった感じです。

岡島:休止中の8ヶ月間も定期的にREIと喋っていたんですけど、会う度に大人になっていて、何が起こってるんだろうと思いました。

REI:「何か大きなことがあって」というよりは徐々に変わっていったのだと思います。まず自分に自信がなさすぎたので。今もですけど、それが一番大きくて。練習したことでちょっとずつ自分の中でも、認められるところができてきて、周りをもうちょっと見られるようになったという感じですね。

後編に続く


MIC RAW RUGA 1st ONEMAN LIVE
「PAY YOU BACK」


日程:2022年9月23日(金祝)

開場 18:00 開演 18:30
場所:渋谷 club asia(東京都渋谷区円山町 1-8)
出演:MIC RAW RUGA ゲスト:寺田寛明

チケット
前売<9/22(木)23:59まで販売>
C.NORMAL 4000円(+D)

当日
D.NORMAL 4500円(+D)

●新曲を初披露します
●新衣装を初披露します
●新Tシャツ&CD-R「PAY YOU BACK / HOW RAW」
を初売りします
●オールスタンディングです

チケットはPassMarketにて発売中。

購入はこちらから。

詳細はこちら

MIC RAW RUGA ニューシングル「HOW RAW」


配信シングル

発売日:2022年9月21日
レーベル:VIDEOTHINK

Streaming & Download
https://linkco.re/B9cBrYB4


 吉田凜音、KMNZ、でんぱ組の根本凪に楽曲提供する、E TICKET PRODUCTIONプロデュースのガールズラップグループ「MIC RAW RUGA」の配信シングル。グループ名の「RAW」をタイトルに含み、グループ結成当初にリリースされた「MIC RAW RUGA ON THE ONE TWO」と同じサンプリングから始まる、新たな始まりを予感させる一曲。浮遊感たっぷりにMIXされた電子音と、ヘビーな低音がライブでも印象的。力強くスピットされるラップと、レイドバックしたフックの対比にも注目だ。

 なお、「Go Forward EP」「PAY YOU BACK」に引き続き、マスタリングはWONKの井上幹が、ミックスは鞘師里保、フィロソフィーのダンス、GOMESSらの曲をミックスしているコレナガタクロウが、それぞれ担当した。

前作「PAY YOU BACK」

OFFICIAL AUDIO
https://youtu.be/A_Po_Cq2JSY

Streaming & Download
https://linkco.re/Y8V6a01U

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