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MIC RAW RUGAインタビュー(REI&AKIRA)「REIとAKIRAから見たMIC RAW RUGA」(後編)

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MIC RAW RUGAインタビュー(REI&AKIRA)
「REIとAKIRAから見たMIC RAW RUGA」(後編)


MIC RAW RUGA
AKIRA
REI

――メンバー4人でいる時に、マイクロウの全体を見て仕切っているのは、どなたですか?

REI:仕切ったりするのはたぶん私で、ダンスのフリとかはAKIRAが全部やってる。役割分担って感じです。

AKIRA:いい感じに分担してる。

REI:誰が引っ張るとか考えてなくて、みんなでやろうと思ってるけど、私が一番長くやってるから気づくのがHANNAHとMIYAよりも多いってだけだと思います。

――衣装が変わったじゃないですか。前のロングスカートから。きっかけはお二人がdog kawaiiパーカーをアレンジして着たことだったそうですが。

REI:「Go Forward」をアンコールで歌った時ですね。

AKIRA:アンコールでもう一回やる時に、パーカー着てショーパン(ショートパンツ)を履いて出てきたのがきっかけですね。私は網タイツとREIは網タイツなしで。

REI:2人でパーカーをリメイクして。私は膝が開いているズボンで。

――では、それまではロングスカートでも歌ってたのですか?

REI:アンコールだけ衣装かえて。

岡島:その後もロングスカートの衣装でライブには出ていて。「Go Forward」のMVを撮るタイミングで、スタイリストの方に「このパーカーのアレンジ衣装が良かったので、これをベースにして衣装を考えてください」とお願いしました。その後はそのMVで使用した衣装をライブでも着るようになりました。

――曲の印象もだいぶ変わりましたよね。すごくシリアスで戦闘的な感じになったというか。もちろんEチケさんの方向性もあると思うのですが、メンバーの方はどうお考えですか?

REI:「Go Forward」は2人に向けて作られた曲ですが、旧メンバーの4人の中だったら、可愛いというよりかっこいい方担当の2人が残ったから、あの曲ができたのだと思います。ですが「カッコよくしよう」とは考えていなくて、もらった曲に相応しい衣装やフリつけをその都度決めているという感じです。だからポップな曲とかもやりたいよね。

AKIRA:明るい感じのかわいい曲もやりたいです。

――REIさんが髪を染めたのはいつ頃ですか?

REI:去年のワンマンです。

――なんで染めたんですか?

AKIRA:グループ名から(laboratory)がとれて、正規メンバーになったから?

REI:私はずっと、髪を染めたくて。でも禁止されてたんですよ。

AKIRA:二年くらい?

REI:それでついにlaboratoryが取れるってタイミングで、解禁されるということで、髪を染めました。念願叶いました。

AKIRA:よかった。

――なんでNGだったんですか?

岡島:最初だったので、統一されたマイクロウのイメージを作っていたという感じですね。結果的にだいぶ長引いてしまって悪いことをしてしまいましたが…。

4人で集まって作った動画


――先日、AKIRAさんの家に四人で集まったそうですが?

AKIRA:結構、4人で集まってます。7月は毎週土日に集まって。ワンマンに向けてカバー曲やビートジャック、マイクロウの既存曲など計6曲、動画を制作して出そうと思ってるんですけど。それのレコーディングを私の家でするので集合して、週末は撮影するために海行ったり、横浜行ったり、いろんな場所に行ってました。半分は遊びで、半分は撮影目的で。やること終わって、時間あったらみんなでご飯を食べて帰るみたいな。時間ほぼなかったけど。

――動画を撮ってるのですか?

AKIRA:はい。プチMVじゃないけど簡単な動画を撮って。

岡島:前回のワンマンの前にビートジャックでメンバーが動画をいっぱい出したんですよね。

AKIRA:あれの全員バージョンみたいな。

REI:(撮影は)もう撮り終えて。

AKIRA:編集で終わりです。

――動画編集はどなたが?

REI:それぞれ1曲ずつ担当してます。







――動画編集までメンバーでやるのは面白いですね。

AKIRA:だいたいのことはメンバーでやってますね。フリもそうだし衣装も最近は私服ライブが多くて、毎回、LINEでやりとりして色のバランスなどを決めています。あとREIちゃんとHANNAHが服をたくさん持っていて詳しいので、MIYAとAKIRAが貸してもらったり、二人が考えてくれて。

REI:私服ライブとかもあまりやってなかったから楽しいですね。

――直接的な影響だけではないとは思いますけど、コロナ禍に入ってマイクロウの方向性もだいぶ変わりましたよね。

AKIRA:お客さんは声を出せない状態で観ているので、「観て楽しめる」ライブを作らないといけないと思いました。

――ダンスの振り付けも“観せる方向”で考えているのですか?

AKIRA:曲に合わせて振り付けも変わりますね。簡単なダンスにして、メンバーが遊んでいる風の移動だけのダンスもあれば、「Go Forward」だと、バチバチ見せる系にしたり。

AKIRA


各メンバーについて

――新メンバー2人の印象について教えて下さい。

REI:MIYAは、本当に偉いです。

AKIRA:うん。優等生。めっちゃ真面目やな。

REI:歌やフリをしっかり覚えてくるし、心配になることがあんまりない。

AKIRA:信頼できる。学級委員って感じ。

REI:一番大人ですね。そういう存在ってグループに必要で、めっちゃありがたい存在です。ママみたいだよね。いつも。

――HANNAHさんは?

AKIRA:HANNAHはおもろい。素でおもろいよな。

REI:今までマイクロウにいなかったキャラとかビジュアルなので、すごい貴重だなと思います。

AKIRA:HANNAHのビートジャックの動画編集を途中まで作ったのを見せてもらったけど、めっちゃかっこよくて。すごーってなった。

REI:これからいろんなことをやってくれそう。パフォーマンスだけじゃなくて。動画とか衣装とか。

AKIRA::絵も描けるって言ってた。まだちゃんとみてないけど。絶対うまいんだろうな。すごい貴重な存在が入ってくれて。ありがとうって気持ちです。

――2年くらい経ちますが、AKIRAさんはマイクロウを続けてきてどう思われますか? 以前インタビューした時は入ったばかりの頃で、今とはだいぶ変わったと思うのですが。

AKIRA:なにか変わりましたか?

――子供っぽくなりましたよね。インタビューした時は頼れるお姉さんって感じでした。ものすごいキャリアの人が入ってきたみたいな感じもありましたし。

AKIRA:たぶん、めっちゃ猫を被ってたんですよね(笑)

REI:雰囲気も変わった。

AKIRA:入りたての時に、関係者の人から「しっかりした人が入ってきた」って言われたことを、地元の友達に話したら「全然ちゃうやん」って言われたんですよ。たぶん続けていく中で慣れてきて、お客さんとも馴染んできて、メンバーとも仲良くなったことで、猫かぶってたとこが全部なくなって、今は素でいるって感じですね。

――REIさんはこれまで続けてきていかがですか? 紆余曲折あったと思うのですが。

REI:結構、楽しんでますね。その時のメンバーとその時のステージを毎回楽しんでいる。メンバーが辞めて悲しくなるということは、もちろんあるのですが、それ以上に、その時、その時を純粋に楽しんでいます。だから、一つのことをずっとやっているという意識ですね。お客さんによってはあの時とあの時とで変わったねとか言われるのですが、私の中では一緒ですね。どんな時も。

マイクロウとしての目標と個人としての目標


――以前インタビューした時もマイクロウの目標と個人の目標について伺ったのですが、現在の目標を教えて下さい。

REI:とにかく大きいステージでライブをやってみたいです。ライブやってる人って、ふつうに生きていたらならない感じになると思うんですよね。大きい会場のステージにぽんと立って。みんなが見に来てくれている。その時に自分が何を思うのか知りたい。ずっと、そういう気持ちで活動してます。だから大きいステージに立ってみたいです。そしたら重いですけど「生まれてきたけど別に良かったかな」と、思えるのかなぁと思います。

――REIさん自身の目標としてはどうですか?

REI:やりたいことはいっぱいありますけど、まずはマイクロウで大きいステージに立つというのが一番。これ(マイクロウ)だけで生きていけるようになりたい。

――Dr.マキダシさんの「低空飛行 feat.Marukido、テークエム」のMVに出演されましたが、撮影はいかがでしたか?

REI:撮影ははじめての経験だったので、勉強になりました。シンプルに嬉しかったです。

REI(撮影:クマザワコータロー)

――どういう役割を演じたのですか?

REI:3人でやられている曲なんですが、ちょいちょい差し込みで私が街を歩いている夜のカットが入る感じです。

――演じることには興味がありますか?

REI:学校でミュージカルをやったので、映像も舞台もやりたいです。衣装とか洋服のお仕事もやってみたいですね。

――AKIRAさんのマイクロウとしての目標は?

AKIRA:私もREIちゃんと同じかな。大きい場所でライブをしたい。あとは全国に行って、いろんな人と出会いたいですね。私はお客さんと直接会わなくても「出会い」だと思っているので、マイクロウの音楽を通して、多くの人と出会いたいですね。

――AKIRAさんとしての目標はどうですか? 

AKIRA:お世話になっているダンスアーティストのTAKAHIRO(上野隆博)さんにマイクロウに入る時にLINEで報告したんですよ。マイクロウに入ったのがTAKAHIROさんの現場にあまり行くことがなくなるきっかけでもあったので「いつか大きくなってTAKAHIROさんに高いギャラで振り付け依頼できるようにがんばります」と報告したんです。なのでTAKAHIROさんとコラボとか、振り付けしてもらえるくらいのグループになることが夢です。あとは1人で曲を作ってみたいですし、映像のお仕事にも興味があります。

――AKIRAさんはアイドルグループの方に振り付けをされたそうですが。

AKIRA:FAREWELL,MY L.u.vのゆいかさんのダンスレッスンを6月からさせてもらっているのですが、フェアラブさんの新曲「Stargazing」の振り付けも最近させていただきました。少し前にはSUMMER ROCKETさんがワンマンで披露した新曲「八月のミーティア」の振り付けを担当しました。

――振り付けの仕事が最近また増えているんですね。

AKIRA:ソロの方の振り付けはやったことがあったのですが、4人グループの振り付けはやったことがなくて。ちゃんとアイドルさんに自分のフリを4人とかに教えるのはマイクロウに入ってからはじめてで勉強になるので、苦戦しながら楽しんでいます。

1stワンマンへの意気込み

――新曲の「PAY YOU BACK」はREIさんから見てどのような曲ですか。

REI:最近、Eチケさんが作る曲ってカッコいい系ですよね。だから、うちらが変わったというよりはEチケさんが変わったということの方が大きいんじゃないですかね。「HOW RAW」もそうですけど「PAY YOU BACK」は、めっちゃ、かっこいい曲だと思います。

AKIRA:「HOW RAW」がきた時はびっくりして「Eチケさん?」って思ったもん。Eチケさんが作りそうな曲じゃないと思ってびっくりしました。

REI:「HOW RAW」や「PAY YOU BACK」の方が、自分のラップのスタイルにすごく会うような気がして。褒められることも多いから自信になるし。新しい試み、新しい発見ができた曲だなぁと思います。

――そして「PAY YOU BACK」がタイトルとなったワンマンライブが9月23日に渋谷クライブエイジア(club asia)でおこなわれます。laboratoryが取れたマイクロウにとっての1stワンマンとなりますが、最後にワンマンの意気込みを教えて下さい。

REI:クラブエイジアでワンマンができるのが凄く嬉しくて。私たちは一回しか対バンで出たことがないのですが、その時凄く素敵だなぁと思えた箱で、ヒップホップでもよく使われてる箱だから、いつかワンマンをやりたいと思っていたので、めっちゃ頑張りたいです。

AKIRA:エイジアは対バンで一回出た時にいつも出ているステージの倍くらい広くて、天井も高くて、めっちゃ楽しかった記憶があるので、いつかここでワンマンやりたいとその日に思ってました。「絶対忘れるな」さんがワンマンをやった時に観に行ったのですが、めちゃくちゃ良くて「ここに立てる人になろう」と思ったので、エイジアでできるのはすごく嬉しいです。

――ありがとうございました。

MIC RAW RUGA 1st ONEMAN LIVE
「PAY YOU BACK」


日程:2022年9月23日(金祝)

開場 18:00 開演 18:30
場所:渋谷 club asia(東京都渋谷区円山町 1-8)
出演:MIC RAW RUGA ゲスト:寺田寛明

チケット
前売<9/22(木)23:59まで販売>
C.NORMAL 4000円(+D)

当日
D.NORMAL 4500円(+D)

●新曲を初披露します
●新衣装を初披露します
●新Tシャツ&CD-R「PAY YOU BACK / HOW RAW」
を初売りします
●オールスタンディングです
チケットはPassMarketにて発売中。

購入はこちらから。
詳細はこちら

MIC RAW RUGA ニューシングル「HOW RAW」


配信シングル
発売日:2022年9月21日

レーベル:VIDEOTHINK

Streaming & Download
https://linkco.re/B9cBrYB4

 吉田凜音、KMNZ、でんぱ組の根本凪に楽曲提供する、E TICKET PRODUCTIONプロデュースのガールズラップグループ「MIC RAW RUGA」の配信シングル。グループ名の「RAW」をタイトルに含み、グループ結成当初にリリースされた「MIC RAW RUGA ON THE ONE TWO」と同じサンプリングから始まる、新たな始まりを予感させる一曲。
 浮遊感たっぷりにMIXされた電子音と、ヘビーな低音がライブでも印象的。力強くスピットされるラップと、レイドバックしたフックの対比にも注目だ。
 なお、「Go Forward EP」「PAY YOU BACK」に引き続き、マスタリングはWONKの井上幹が、ミックスは鞘師里保、フィロソフィーのダンス、GOMESSらの曲をミックスしているコレナガタクロウが、それぞれ担当した。


前作「PAY YOU BACK」

OFFICIAL AUDIO
https://youtu.be/A_Po_Cq2JSY

Streaming & Download
https://linkco.re/Y8V6a01U


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