みつかる+わかる なりきりラジオ

誰かになりきって語ってみたり、ためしてみたり、つくってみたりしたことを表現する場です。ファンタジーとリアルの際で生まれた、思わぬ発見、面白い仮説、心揺さぶる作品をみんなでシェアし、愛でて、表現し続ける仲間をつくるメディアです。

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  • We are Generators 番組コラム

    We are Generators で行われたウェビナーコンテンツについての紹介&サマリーのコラムです。

  • なりきり文章表現

    スケッチ&エセーの妙手、正岡子規、森鴎外、寺田寅彦、永井荷風に「なりきって」日常のちょっとしたことをまとめます。

  • なりきり人物伝・ブックレビュー リッカルド・オチャーニ

    17世紀イタリアで劇作家・町医者として近代科学の萌芽する時代の変革期を生きたリッカルド・オチャーニ。彼の残した稀書、『generare e narakire (日本語訳・生成する学び)』は、そんな時代に近代化の行き着く先の閉塞化する人間社会を予見していましたが、顧みられることなく長らく忘れ去られていました。近年ひょんなきっかけで発掘されたこの本は、日常に希望を見出し、個にとらわれず人や自然と一体化し、身近なちょっとした何かをつくりながら面白がって生きることを説き、一躍注目を浴びました。創造社会で注目されるジェネレーターシップを発揮する生き方について、あたかもマンダラのようにまとめた書を、日本語翻訳した国立探検学博物館館長の面白探重朗先生の解説で読み解きます。

  • 歩き愛で推理 四コマなりきリサーチのススメ

    自分の身近を歩いて、なんとなく気になったモノ・ヒト・コトをなんでも面白がって、ひたすら観察し、推理し、表現する。みつかった対象になりきってリサーチする 四コマなりきリサーチの作法と面白事例を掲載します。

最近の記事

外部探検について考える

Feel度Walk & 知図 と名づけて広まりつつある作法は、決してオリジナルではない。江戸時代から明治・大正・昭和へと受け継がれてきた方法論であると言える。 その中でもこの人はという人を挙げれば、KJ法で知られる川喜田二郎先生であろう。 縁あって、月刊中央公論の書評記事として、中公新書を代表するベストセラーのひとつ『発想法』を再評価する文章を書いた。 そこでキーワードとしたのが 外部探検 である。 川喜田先生は、最初の取材活動を「探索検問」略して「探検」と呼んで

    • Feel度Walkして図鑑をつくる

      Feel度Walkという歩き方みなさん、こんにちは。ちきゅうのがっこうのおっちゃんです。昨日はみなさんにとってどんな一日だったでしょう。 なんか久しぶりにのんびりできたな と感じた部分もあるでしょうし、 何をしに行ったのか、どんな経験だったのかまだよくわからないな と感じた部分もあるでしょう。 お互いの自己紹介もしていない。大人にも子どもにも一斉に何かをするという時間はほとんどなし。 初夏の道をなんとなくあるき、初夏の古民家でなんとなく過ごす。そこでなんとなく見つ

      • Regenerate × Generate = ポスト資本主義の実験的アプローチ

        1:Regenerate:大地の再生 映画『君の根は。大地再生にいどむ人びと(To Which We Belong)』は、2021年あたりから世界的なホットワードとなっている「Regenerate:大地の再生」をテーマにしたドキュメンタリー映画である。化学肥料や農薬を使った近代農業では、土壌が痩せ、作物が育たなくなるだけでなく、土壌にCO2が貯蓄できなくなり、気候変動にも影響していると言われている。そのソリューションとして注目されているのが、本映画で取り上げられている「大地

        • ともに生を変容する歩み 実践的人類学

          比嘉夏子さんをお迎えしてのジェネレーター研究講座 6月16日(木)は、人類学者の比嘉夏子さんと、比嘉さんともに人類学をビジネスを始めとする社会実践に活かす会社・メッシュワークを立ち上げた槌屋詩野さんをゲストにお迎えして、We are Generators ジェネレーター研究講座の生配信を行いました。 テーマは『インゴルドの思想を探る ラインとメッシュワーク』でした。ティム・インゴルドは、ここ数年、日本語の翻訳書も多数出され、世界的に注目されている人類学者の一人です。 比

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        記事

          Re-mix + Mix = ∞ 番組後記vol.1

          We are Ganarators がこれまで生配信した動画アーカイブは、面白ネタの宝庫。それをジェネ仲間の新さんこと竹内新さんとあべあんさんこと阿部有里さんがMCとなって再発掘&再編集&再発見してゆく企画がスタート! その名も Re-mix+Mix=∞ 初回を終わってのMCお二人の番組後記です。お二人の番組への思い、魅力がひしひし伝わって」きます。これを読んで面白そう!と思ったらぜひ次回のRe-mix+Mix=∞ にリアル参加していてください。  ジェネレーターのサロ

          Re-mix + Mix = ∞ 番組後記vol.1

          変タビュー epi.2 橘川幸夫さん、語る。

          東京学芸大学 変人類学研究所の小西公大さんと一般社団法人みつかる+わかるの市川力さん、原尻淳一で変人(世の中を変える人)をインタビューする「変タビュー」の第二回目。ゲストは音楽雑誌「ロッキンオン」の創刊編集者で有名な橘川幸夫さんです。橘川さんは常々「ロックは社会参加の方法の1形態」と捉えていて、参加型の取り組みをあらゆる場所、あらゆる現場で実験されている方です。近年では、多摩大学で「参加型教育=ロック」を展開し、毎週学生たちにLIVEをされています。今回の変タビューでは、橘川

          変タビュー epi.2 橘川幸夫さん、語る。

          変タビュー epi.1 岡根谷実里さん

          文 / 小西公大 ようこそ、「変タビュー」の世界へ 自らを「世界の台所探検家」と称しながら、地球を駆け巡る。料理が作りだされていく小さな空間に入り込みながら、「食」からみえる豊かな世界を描き続ける。そんな活動をしてきた岡根谷実里さん。栄えある第一回目の「変タビュー」の対象者である。各国で「ともに」料理を作ることで生み出される表現をつづるという、独自の視座と方法論を持った方だ。 岡根谷さんが書かれた『世界の台所体験:料理から暮らしと社会がみえる』(青幻社)は、今回のお話を

          変タビュー epi.1 岡根谷実里さん

          ヒトのジェネレーター性を数学の生成元(ジェネレーター)で解き明かす 

          3月7日(月)に行ったジェネレーター研究講座は、数学者の荒木義明さんをゲストに迎えました。荒木さんは、高校生のときに名著『ゲーデル・エッシャー・バッハ』の世界に魅了され、以来、自然の生み出すカタチの数理の世界に引き込まれ、いまや「図形の敷き詰め模様(テセレーション)」の数理研究の日本における第一人者となりました。 数学に特に関心がない人でも、なんとなく「フラクタル」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。「フラクタル」とは、簡単に言えば、シダの葉っぱのように、全体のカタ

          ヒトのジェネレーター性を数学の生成元(ジェネレーター)で解き明かす 

          みつかる+わかる 「知」図講座(第4期)

          「知」図講座 (第4期) 「知」図づくりと「知」図思考を学ぶ全6回  ①10/30・②11/13・③12/4・④12/18・⑤1/8・⑥1/29 いずれの日も土曜日午前中 9:30 – 12:00 私たちのまわりには面白いモノ・コト・ヒトがあふれています。しかし、日々の生活に追われ、決まりきった思考や行動スタイルに縛られて、せっかく世界が面白いことを差し出してくれているのに見逃しています。なんとなく気になることに目を向け、とりあえず拾い集めてみると自ずと面白い発想が浮かんで

          みつかる+わかる 「知」図講座(第4期)

          Feel℃ Walk のお作法

          いつもこんな風に下を向いて、スマホをずーっと眺めて、耳にイヤホンつけて歩いていませんか。 これではせっかく世界が私たちに差し出しているモノやコトをとり逃してしまいますね。 「歩」くという字を分解すると「少」し「止」まると読めますね。なんとなく気になること、ちょっと面白いこと、なんか変だと思うことを追いかけながら「歩」くと、いろいろ気になりどうしても「少」し立ち「止」まって、周囲をゆったり見て歩くことになります。すると、目だけでなく、音にも、匂いにも鋭敏になり、皮膚感覚も開

          感じを漢字でリフレームして「知」図づくり

          今日は長野県佐久市を Feel℃ Walk。北陸新幹線で佐久平駅に降り立つと一緒に歩く仲間が待っていてくれた。 「実はここ北斗の拳の作者の武論尊さんの出身地なんです」 いきなり佐久在住の仲間が語る。なんでそんな話になったかと言うと駅前のマンホールのデザインが「北斗の拳」のキャラクターで、目の前には案内板とケンシロウの姿が見えたからだ。 最初に飛び込んできた出「遇」いは「北斗の拳」と、「北斗七星」の形で配置されているデザインマンホール。これが次の出「遇」いとどう重なってゆ

          感じを漢字でリフレームして「知」図づくり

          桜の花びらの色 寺田寅比古

          桜は川や池のそばに植えられていることが多いような気がする。桜は咲いたかと思うと数日で散ってしまう。そのはかなさが桜の魅力のひとつである。 雨が降れば散る。しかし、散った花びらは石にはりついて石を装飾してしまう。 風が吹けば散る。しかし、散った花びらは蜘蛛の巣に引っかかり、空中に浮かび上がって見える。 桜は咲いているときはもちろん美しい。しかし、散りっぷりも本当に美しい。どこかにはりついた花びらも、風に乗ってゆく花吹雪の舞い方も、優雅かつどこかユーモラスで悲壮感を感じない

          桜の花びらの色 寺田寅比古

          さざなみ光る春のせせらぎ 寺田寅比古

          いつものように日常 Feel℃ Walk をしていて、名越のバス停近くを流れる水路脇に来た。春の小川はさらさらいくよという歌詞そのままのせせらぎが流れていた。そこに何も「不思議」も「変」もないはずだった。 しかし、そのせせらぎが数メートルもいかないうちにピタッと流れを止めてしまっている。急に傾斜がゆるやかになったようには見えない。にもかかわらず、ほんの数メートル前のせせらぎは消え、淀んでいる。 流れがどうして止まってしまったのか不思議に思いながら、水面をよく見ると、先ほど

          さざなみ光る春のせせらぎ 寺田寅比古

          アリから学ぶ利他性 南方能南

          昼前に家の近所を散歩していると、崖の石垣に茎をつる草のようにはわせて小さい薄紫色の花が咲いているのが目に入った。花の大きさは1センチにも満たない。花びらは5枚。2枚はうさぎの耳のように立ち、濃い紫色の筋が数本入っている。残りは舌状で平らに3枚並んでいる。花びらの中心には俵型の白いおまんじゅうが二つ並び、中心は黄色に染まっている。なんとなくユーモラスで、それでいてスタイリッシュな意匠である。葉っぱは赤子のふっくらした手のひらのよう。星のように5つに分かれているものもあれば、もっ

          アリから学ぶ利他性 南方能南

          落ち椿 あおむけ?うつむき?どちらかな 夏目寅彦

          買い物帰りに通るいつもの道沿いにある用水路をふとのぞいた。水はほとんど流れていない。コンクリートの底面には薄い緑色の藻のヴェール。春の陽光が当たる部分は透明に輝き、おぼろげな木陰がまだらに重なり合う。そんな用水路をキャンヴァスにして一輪の椿の花が鎮座する。そのそばには虫食いの穴がアクセントとなったチョコレート色の楕円の枯葉がお供している。住宅街の道端の用水路というほとんどの人が見向きもしないところでも、そんなことなど全く意に介さず、自然のレコードは美しき調べを奏で続けている。

          落ち椿 あおむけ?うつむき?どちらかな 夏目寅彦

          蜜柑の旅 寺田子規

          鎌倉の小道を歩いていると蜜柑の木の生えている家によく出遇う。蜜柑と言っても、こたつで皮をむいて食べる小ぶりの温州蜜柑ではない。夏蜜柑やハッサクのような大きなものである。観賞のために植えているだけではあるまい。食用にするのか。しかし、たわわに実っているままでもぎ取られる気配もなく放置されている。カラスが中身だけ綺麗に食べて、皮を道路に残しているのに出くわすぐらいだ。 青空広がる日曜の午後、やはり蜜柑の生えている家のそばを通りかかった。近くに水路が流れているので何気なく川面を眺