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「ついでにしておく家事」の存在に気づくまで

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これはikumadoアドベントカレンダー2022の3日目の記事になります。
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「ついでにしておく家事がある」

妻がしていたそのことに、最近になってようやく気が付きました。
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▼大掃除のリストを作って、だと?
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「大掃除してあげたいから、掃除するところリスト作ってくれん?」育休に入って家事をやる気満々の僕は妻にこんな言葉を投げかけました。

「うわ!嬉しい!えーっとね、、」という妻の反応を期待していた僕とは裏腹に、「急に言われても、、、」と浮かない顔の妻。

「何がいけなかったんだろう」

「掃除をして喜ばせようと思って聞いているのに、どうして喜んでくれないんだろう」

このときの僕は、ハテナがいっぱいでした。

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▼少しずつ「聞こえる」ようになってきた、妻の心の声
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半年の育休が経った頃、ようやくこの時の妻の気持ちがわかるようになりました。

「掃除はもちろんやりたいけど、ガッツリ掃除だけをする時間はなかなかとれない。だから、〇〇のついでに掃除をしているんだよね。」

妻のそんな心の声が「聞こえる」ようになりました。

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▼夫の脳は妻の脳に比べて行動文脈が短いらしい。
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女性脳は、「トイレに立ったついでに、ここのものをあちらに持っていき、そして、トイレに行って、帰りにこれをああして、こうして」と比較的長い行動文脈を常時紡ぎ続けているのだが、男性脳は、空間認知をして危険察知することに神経信号を使っているために、この能力は低い。
引用(妻のトリセツ、59.60ページ)

つまり、夫(少なくとも僕)は、「大掃除をするなら一気にしたい」と考える一方で、妻は、掃除は何かのついでにするもの、と考えているようでした。

なので、「大掃除をしたいところリストを作って」と要求されても、急に思いつかないし、考えるのも大変だし(これも考える家事)、

そもそも、一人で大掃除ができるならむしろ私がやりたいから、子どもの面倒をみておいて、という気持ちだったようです。(実際に妻に言われました)

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▼ついでにしている家事とは?
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この一件があって以来、妻がしている「ついでにしている家事」に目を向けるようになりました。すると、妻は、お風呂を出る前に、床や隅っこをたわしでこすっているではありませんか。 

「よし、僕もやろう」そう思ってみたものの、お風呂はゆっくり入りたいし、出るときは気持ちのいいままで出たい。(結局、妻にねぎらいの言葉をかけるだけに終わってしまいました。

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▼できなくてもいい。ただ、理解はしてほしい
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僕は学びました。妻と同じように何かのついでに家事をしておくことは、自分には難しい。それでも、妻がしようとしていることには理解を示し、感謝の気持ちをもって(時には伝えて)いきたいと。

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▼「ついでにしておく家事」がある
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このことに気づき、言語化できるようになるまで僕は半年かかりました。それが早いのか遅いのかは分かりませんが、

気づいたからには、妻がしてくれている、何気ないことにも目を配ろうと思います。「ついでにしておく家事」の存在。

どこまで気づけるか、僕と勝負、しませんか。


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