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「エッセイコンテスト」のすすめ

ライター・編集者のナリシゲ(@nari_104)です。
福岡県北九州市のローカルメディア「キタキュースタイル」を運営しています。

先日、エッセイコンテストの締め切りを行い、現在は審査員の方々による審査が行われています。

よく「賞金はどこから出ているんですか?」と聞かれるんですが、全部「手出し」です。「手出し」がどうも方言っぽいので言い換えると「自己負担」です。

少し前まで、ローカルWebメディアの運営を「ライフワーク」などと言っていましたが、今は「事業」として考えています。
事業ですから投資します。お金を使います。

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この「エッセイコンテスト」を開催したことで(まだ終わっていないですが)、ほんのりと風向きが変わってきたような気がします。もちろんいい方向に。
年内に面白いことがいくつか起こりそうです。知らんけど。

また、応募してくださった方との縁、ご協賛いただいた方との縁など、さまざまな縁が生まれました。こちらも大切にしていきたいと思います。

企業が行うもののように、多額の賞金、豪華な賞品を用意したコンテストではありませんが、「ローカルメディアが行う、最優秀賞10万円のエッセイコンテスト」はそれなりのインパクトがあったのではないでしょうか。ケチらなくてよかった。

近頃思うのが、他の地域でもこういった「エッセイコンテスト」を開催したらいいんじゃないか、ということ。

そこに住んでいる(住んでいた)人が書く、地域に関するエッセイですから、地域の人からの「共感」を得る可能性はかなり高いです。
地域への移住を検討している人にとっても、きっと役立つ情報です。リアルな情報ですから。

そこらのライターが書いた、取ってつけたようなPR記事よりよっぽど良質ですよ。

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なんだかんだで、Webコンテンツを作り始めて20年が経過しました。長けりゃいいというものではありませんが、長くやっている人だけが見えるものもあるはず。そう思いながら日々頭をひねっています。

コンテンツを作るのも、それを披露するのも、昔と違って今は楽になりました。お金も時間もかけずに、誰もがコンテンツを作れますし、それを公開する場所もそこら中にあります。
とても良い時代です。

ただ、「記事を1本だけ書きたい」などというニーズに応えられるプラットフォームはないんじゃないでしょうか。
その1本のためにnoteやブログのアカウントをわざわざ作るか、という話です。
書いた記事を読んでもらおうにも、1本だけじゃなかなか読んでもらえませんしね。

そう考えると、今回の「エッセイコンテスト」はそういった方のニーズに応えられたんじゃないかと思います。
ローカルメディアに載るから確実に読んでもらえる、というのも有利に働いたかなと。

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まあ、総括するにはまだ早いですね。
結果発表は7月27日(月)を予定。楽しみです。


いただいたサポートはローカルWebメディア「キタキュースタイル」の取材費用に充てさせていただきます。