幕張に行こう
退屈な土曜日の夕方には、ふと思い立って幕張に行くことがある。
幕張といってもイオンモールや幕張メッセがある幕張新都心の方ではなくて、国道14号を挟んで山側にある「幕張町」という住所のエリアだ。
ここには私の大好きな「lighthouse」という本屋さんがある。
lighthouseは多くの人が安心して過ごすことのできるセーファースペースたることを常に目指している本屋さんで、GSRM当事者の私にとってこのような場所が近所にあることはありがたく、まさに光を与えてくれる存在だ。
選書も素晴らしい。小さなお店ながら、社会系の本をメインに、コミックや文芸、料理や絵本といったジャンルもカバーしている。私が大好きな絵本『AHIRU LIFE.』シリーズ(よはく舎)や、「僕のマリ」氏のエッセイと出会ったのもこの場所である。
幕張には手頃なカフェも多い。大の甘党である私は、「crêpe SHIZUNE」というクレープ屋さんで黒い竹炭クレープを食べるのが大好きだ。
飲食店や居酒屋もたくさんある。私のオススメは京成幕張駅前にあるオシャレな中華料理屋さん「CASTLE」。まだ入ったことのないお店も多く、最近はヴィーガンカフェやスペインバルが気になっている。
オシャレで新しいお店が並ぶ一方で、駅前には昔ながらのお惣菜やさんやお肉屋さん、古本屋さんなどが立ち並ぶ。神社なんかもあって、なかなか心癒されるエリアだ。
太陽が沈みかかった頃、京成の電車に乗って帰る。
幕張の町は、私の退屈な土曜日を最高にしてくれる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?