Haleo Basketball Summitに参加して

昨日、Haleo Basketball Summitに参加してきました。
多田我樹丸さんと中山佑介さんのお話を仙台で聞けるとは、とても贅沢な時間でした。以下、内容(+自分の考え)を備忘録として綴ります。

信頼構築

相手に時間を使うことが信頼を構築していく一つの重要な手段。とにかく時間を共有してコミュニケーションを図る。

S&Cの価値を高める

BリーグのチームスタッフにS&Cコーチは必須ではないというのは初めて知りました。裏を返せば、いなくても良い存在と捉えられると。その中でどうやって価値を捻出していくか、その話は上記の「信頼構築」も含む内容でとても興味深いものでした。

私自身、高校に常駐するS&Cコーチとして活動しています。体育教師でも競技コーチでもないS&Cコーチが高校という教育現場で出せる価値はどういったものがあるのか。

  • 部活動生の傷害リスク減少と競技パフォーマンス向上の目的としたトレーニングの実践。

  • 高校生のトレーニングリテラシーを高めることで、卒業後の長い人生においても良い運動習慣の形成に繋げること。

  • トレーニングを通して、課題発見力、問題解決力、やり抜く力(根性)、物を大切にする心、お互いを称え高めあう心などの人間力を培うこと。

これらが、高校S&Cが教育現場で出せる価値かなと思います。
これらの価値を周りが見出してくれれば、他の高校にもS&Cの必要性が分かってくれるかと思います。そうなれば、S&Cコーチの需要増えますので、業界の発展に繋げられるかもしれません。
周りが価値を見出してくれるには、、、信念を持って辛抱強く取り組むことですかね。やることたくさん。

聴くこと

グサグサと刺さる内容でした。相手の言いたいこと、伝えたいこと、訴えたいことをきちんと聴けているかと自分に問うと、出来ている自信は現在の自分にはない。

ついつい、 
“この人はこれを言いたいんだろうな”
“それってこういうことですよね”
と思いがち。
相手に対する印象や偏見が先行してしまうことは多々ありますね。猛省。

聴くという漢字は、耳、目、心、そして+があります。耳、目、心を合わせて相手の伝えたいことを受け止めることなんでしょうか(私の勝手な想像です)

自分の考えを横に置いて、100%相手の話を聴くこと。
“相手が主張していることが100%正しいかもしれない”という意識で聴くこと。

聴くことは、私には出来ていないこと。すぐに出来るとは思えないですが、辛抱強く自分に言い聞かせて聴く力を磨いていければと思います。

謙虚であること

謙虚であることの本質とは。
“成功しても、もっと良くできる部分があるのではないかと考えること”
“失敗しても、他人ではなく自分に指を向けること”
こういったことが謙虚であることの一例かと思います。

一方で、謙虚であることの本質を誤っているケースもあるかなと思いました。
“なんでもかんでも自分の責任にして受け止める”
上記のように、とにかく失敗は自分の責任とすることが謙虚としているケースは多いように思います。特に教育現場で聞く謙虚という言葉にはこのようなニュアンスが含まれていることが少ないように思います。

もしかしたら、私自身が謙虚という言葉の意味を間違って学生に伝えている可能性もあります。

謙虚であることは、前述の聴くことにも繋がると思います。
信頼構築にも謙虚であることはとても重要なことですね。

相手の歩んできた道に敬意を、これから共に歩む道に責任を。

深い言葉でした。特に、責任という言葉はよく出ていた印象です。

夢中になる人

質問に対する答えで出てきた言葉で”夢中になった人の数値やパフォーマンスは予想以上に伸びる”

夢中になるにはその人の好奇心が大きく影響を受けるかと思います。
一方で、好奇心をくすぐる人や環境の存在によって、その人が夢中になるケースもあるんだろうなと思います。

その他

多田さんとTyler Stoneについて話せたのは良かったです(笑)
他にも、久しぶりや初めましての方々とお会いできたのもとても有意義でした。
仙台大関係者(在学生・卒業生)が合わせて5名程いたのも面白かったです。

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