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旧安田庭園〜刀剣博物館(東京都墨田区・両国駅)

平日に休みが生まれ、ミュージアムの攻略を思い立って実行。習慣で出勤時と同じ時間に目が覚めたので行ったことない場所に行ってみるべと東京の東側へ。
朝9時半といえど両国の朝は早い。以前はここでBBQをやったりしたものだけれど、時勢柄そもそも店舗も閉まっていて懐かしい気持ちになる。あの日々に戻ることはできるのか知らん、なんてセンチメンタルな気分になりながら両国国技館の前を通り過ぎる。相撲も見たことがないな。いつか行けたらいい。なお、国技館の中にもミュージアムがある模様。

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両国国技館の隣には旧安田庭園がある。もともと池田藩の大名邸宅だったのを安田財閥が買い取って庭園へ。
修学旅行なのか学生団体がちらほら。中央には池がある。ちょうど作庭をされていたので、それとなくスタッフの方に尋ねてみると、この池は時間によって満ち引きをするそう。確か浜離宮だったかが同じような満ち引きを採り入れていた気がする。無料で入れるのもあっておそらく近所の犬の散歩コースなどにもなっている模様。敷地内には刀剣博物館がある。

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刀剣博物館は基本的に撮影不可。大きく分けると1Fの一角にある情報コーナー(刀の鋳造に関する説明がある)と、3Fの展示室。3Fは屋上庭園に出られて、そこからは旧安田庭園を一望できる。

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みんな大好き日本刀。とはいえ、種類があることを知っている人がどれだけいるか。刀と太刀と剣、すべて別物。日本刀にはそれらを含めて6種類ある。古い時代の直刀、短い刃物でも脇指と短刀では意味合いが明確に分かれているそうで。
展示室は一室のみだけれども広く、そこに数々の刀剣や鍔などの装飾が多数展示されている。刀剣は柄から抜かれた状態。刀身はとても綺麗な色をしているが、銘が入っている部分はその多くが赤錆色をしている。人を斬るものだからね。

刀剣によって刃が上だったり下だったりしているのが気になって学芸員の方に尋ねてみると、見学者がいなかったのもあってかなり丁寧に教えてくれる。刃が下向きなのは太刀、刃が上向きになっているのは刀。では太刀と刀の違いは、というと、その用途によるそう。馬上で吊り下げていた時代は太刀、腰から下げるようになってから刀となったという。そんなお勉強もしながらだいたい1時間くらい。トイレはウォシュレット式。博物館の前には鉱物のモニュメントがある。

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