間伐材とは?
皆さん、こんにちは。
突然ですが、間伐材とは何かご存知でしょうか。
言葉は聞いたことがあっても、具体的にどういう木材でどういった役割を果たしているのか知らない方も多いのではないでしょうか。
間伐材とは一言でいうと、
人工林で過密になった杉やヒノキを適切な生育環境にするために伐採した木材のことです。
なぜ折角植えた木を伐採するのでしょうか。
以下4つが間伐が必要な主な理由となります。
①深い根を張れるようにする
②木をまっすぐに育てる
③植樹した木以外の草木の成長を促す
④災害を防ぐ
①深い根を張る
同じ土地に木が密集していると大地に深い根を張ることが出来なくなります。
深い根を張れないと木に十分な栄養が行き届かなくなるため、それぞれが細い木にしか育たなくなってしまいます。
その為、伐採を行い木と木の間に適度な距離間を持たせることが重要なのです。
②木をまっすぐに育てる
こちらは商業用に使用する木材として大事な要素となります。
わざわざ植えたものを伐採していくなら、初めから適切な距離で植樹すれば良いと思う方もいるかもしれません。
しかし、初めから間伐する必要がないような距離感で木を植えてしまうと、木が斜めに生えたりまっすぐに育たず、
材木としての価値が下がり商用の利用が難しくなってしまうのです。
③草木の成長を促す
間伐を行わないと増えすぎた杉やヒノキの枝や葉が太陽の光を遮ってしまい、光が地面まで届かなくなってしまいます。
そうすると杉やヒノキ以外の植物が十分に育たなくなり、ゆくゆくは山全体の健康が損なわれてしまうのです。
間伐を行うことで木と木の間から日の光が差し込み、杉やヒノキ以外の植物に繋がっていくんですね。
④災害の防止
こちらは①にも通じるのですが、山に木の根が深く根差すことによって、
台風や大雨による土砂崩れや洪水などを阻止することができます。
木だけではなくその他多くの植物が育つことも、山が水を吸収する助けになり災害を防いでくれるということです。
自然林や原生林では、こうした循環がある程度自然に行われています。
しかし、人工林では放置していると荒廃していってしまう為、人自身による手入れが欠かせないのです。
ただ、間伐材とはあくまで間伐の過程で出た木材のことで、必ずしも木材の品質が劣っているといったことではないそうです。
製材して世に出れば皆伐材と変わりがないものも多いらしいのですが、前出のようなイメージで売れにくいという現状があるため、
積極的に消費することで良い循環が生まれていくのではないかと考えています。
そんな間伐材の利用例を少しご紹介します。
こちらは以前企業様と協力して、間伐材を使ったノベルティを製作した時の作品です。
間伐材かそうでないか見た目では全くわからないと思います!
今後、こうした間伐材を利用した作品を少しずつ販売していければと思っておりますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
BASEでは様々な木材を販売しております。是非ご覧ください。
NAREU (thebase.in)
では、また。
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