見出し画像

“修羅の国”の歴史を変えた男 ~九死に一生スペシャル~


ネット上では、“男子生存率2%”や“修羅の国”などと呼ばれたり、何かと“成人式”は全国版で話題に取り上げられたりもする事が多い、九州最北端の街、北九州市。

魚ごと凍らせたスケートリンクで話題になったテーマパーク(スペースワールド)があったり、パンチパーマの発祥の地であったり、全て数年前の話になりますが、ロケットランチャーが街中で見つかったり、発砲事件なんかも飲み屋街では年に数回は起きたり、手榴弾での店爆破なんて事があったりと、類い稀な魅力を醸し出す街です。

今回のお話は、修羅の国の歴史を変えた男の話である。





“北九州モノレール”こと北九州高速鉄道は1985年に開通して、それ以来、何かしらの事故はあったにしても人身事故はゼロでした。

だが、昨年までなかったはずのに、今年に入ってから、車内に新しいポスターが飾られていた。



“ホーム転落ゼロへ。「ひと声マナー」はじめよう。”




それは、昨年末に、モノレールの人身事故無事故という歴史に泥を塗られる出来事が起きてしまったからである。




2015年12月27日昼前、北九州モノレールの競馬場前駅で、ホームから男性が誤って転落し、けがをしました。
転落事故があったのは、北九州市小倉南区の北九州モノレールの競馬場前駅で、27日午前11時半すぎ、酒に酔った男性がホームから転落しました。
下りホームに入ろうとしていた列車の運転手は、ホームから男性が転落したのに気づき、緊急停車しました。
男性は、駅の職員らに救出されましたが、頭などを打つ軽いけがをしました。
この事故で、列車が一時運転見合わせとなり、およそ400人に影響が出ました。

http://news.np9.jp/5596/




この事故についてTwitterでも話題になっていた。

何故、僕がこの事について記事を書こうとしたのかと言うと、この事故の当事者であるからだ。

この事故によって大勢の人に多大なる迷惑をかけたのは充分に承知の上で、書いている所存である。

今回のお話は僕が北九州市の歴史を変え、唯一無二の存在になったお話。

そして、公共交通機関で事故を起こし、ダイアルを乱したりと、多大な迷惑を被っておいて、尚且つ損害賠償がゼロに済んだお話でもあります。

ここから先は

2,771字 / 5画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?