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似て非なる言語~コンマイ語~2

前回、記事を書きあげてから早一か月が過ぎてしまいました
その間何をしていたかというと、特に何をするわけでもなく
Rリーグというリンクスの大会に参加していたり、さぼっていたり、さぼっていたり
と忙しい日々をすごしていました

で、今回記事に書かせていただくのは前回の最後でも予告していましたが
初心者の方がわかりづらいコンマイ語講座part2です
私自身もまだまだ勉強中のため、気づいたことがあればどんどん記事を更新していくつもりです(サボタージュしなければ)
楽しみにしていてください


1.対象にして、選択して、選ぶ

では早速、やっていきましょう

まず最初に「対象にする」「選ぶ」の違いについてやっていきたいと思います

今回、この違いを学ぶに当たって一番適任であろうカードがこちら

対象に取られない

はい、害獣…もとい「召喚獣コキュートス」です
今日のリンクスでランクマや大会などやろうものなら見かけない日がないというほど、よく出てくるやつです
いまさら説明することもないでしょうが、一応効果のほうを簡単に説明すると
「対象に取られず、破壊されず、守備表示でもアタックできる」
と書いてあります
…ズルじゃない?
まぁなんといっても硬いの一言に尽きます
スキル「粉砕」が下方修正されたのをいいことに、守備力2900という高ステータスでこちらの攻撃のほぼすべてをはね返してきます
さらに、「一応攻撃力は1800とおとなしいし…」などと油断していると
飼い主であるアレイスター+コンセントレイトで雑にワンキルを取ってきます
…やっぱりズルじゃない?


そんなコキュートスが対面の盤面に召喚されて、対象に取られないし破壊もできないならどうしようもなくない?と頭を抱えてしまいそうになりますが
あきらめるのはまだ早いですよ!
ご安心ください、ちゃんと対処できるカードはあります
じゃあ、具体的にはどうやってコキュートスを突破するのかというと
そこで今回の、「対象にとる」と「選ぶ」がキーワードになってきます


ここに三枚のカードがあります

対象として

選択して

選んで

ランクマなどでよく見かけるカードたちですね
このカードのうち、コキュートスに効果を使用できるのは「裏ガエル」だけです

同じような日本語のテキストで書かれているのになぜ、効果を使用できるものとできないものがあるのか
それはテキストに書かれている言語がコンマイ語だからに他なりません

では、違いを生み出している部分を書き出してみます
カナディア→モンスター1体を対象として発動できる
次元幽閉→モンスター1体を選択して発動できる
裏ガエル→モンスターを選んで手札に戻す
それぞれ「対象として」「選択して」「選んで」と書いてあります

え?意味一緒じゃん!
と思ったあなた
国語のテストでは100点です
ただし、それがコンマイ語なら0点です

「対象として」「選択して」と書かれている効果は「対象を取る」効果に分類されます
逆に「選んで」と書かれている効果は「対象を取らない」効果に分類されます
トリシューラ、お前は絶対ゆるさねぇ

なぜ、こういうことになってるのかは…
私にもわかりません(笑)
理屈じゃないんだよ、理屈じゃあ

では大切なことなのでまとめると

「対象にして」「選択して」→対象に取る
「選んで」→対象をとらない



ちなみに裏ガエルはコキュートスを出す時の融合素材になるので
コキュートスを使う側がよく使うカードです、覚えておきましょう
…もうあいつらだけでいいんじゃないかな?




2.「発動できる」「使用できる」

それでは二つ目にお教えするのは
「発動」「使用」の違いについてです

今回、例題としてあげるのはこの2枚のカード

発動できない

使用できない

「真紅眼融合」と「堕天使イシュタム」です
この二枚のカードの共通点として同じカード名の効果を使えるのは1ターンに1回だけという所があり、違いが現れるのがカードの発動を無効にされたときです

例えば、「真紅眼融合」の場合は魔法カードなので「真六武衆-シエン」に
「イシュタム」の方は「すっぱ抜き」に、それぞれカードの発動を無効にされたとします
その後、両方とも同じカードをもう1枚(イシュタムの方はコストとなる「堕天使」カードも)持っていたとしましょう

この場合同じカードは使えるのでしょうか?

答えは「真紅眼融合だけ使える」です

では、何が違っているのかというと
もうみなさんお分かりだと思いますが
「1ターンに1枚しか発動できない」と「1ターンに1回しか使用できない」
という部分が違っていますよね?

「1ターンに1枚しか発動できない」
と書かれている方は発動を無効にされても、もう一度発動し直すことができるのはみなさんなんとなく理解できると思います
班長の大槻がサイコロを振ったのをカイジに無効にされても、もう一度振り直すことができるのと一緒ですね(なお勝敗)

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逆に「1ターンに1回しか使用できない」と書かれている方は、なぜ無効にされたらもう一度効果を発動することができないのかというと


お゙らもよぐわ゙がんね゙
理屈じゃないんだよ、理屈じゃあ

コンマイ語ではないですが日本語のwikiによると
発動→動き出すこと
使用→使うこと、もちいること

とあるので
発動できる(動ける)の場合は発動を無効にされたら動いていないという判定のため
もう一度動き出すことができて
使用できるの場合はカードを使うことは無効にされてないため
もう一度使うことはできないということですかね?

う~ん
お゙らよぐわ゙がんね゙

とりあえず大切なことをまとめます

「1ターンに1回発動できる」
→発動を無効にされても、もう一度同じカードを使える
「1ターンに1回使用できる」
→発動を無効にされたら、同じカードは使えない


ちなみにですがカードの中には発動を無効にするのではなく
効果を無効にすると書かれているものがあります(例:スターライト・ロード)

効果を無効にし

この場合はカードの発動を無効にされているのではないため
「1ターンに1回発動できる」というものも無効にされたら同一ターン内では同じカードを使うことはできません

カードの発動と効果の発動の違いは

カードの発動
→手札や墓地、伏せた魔法罠などフィールド外もしくはフィールドの未公開カードの効果を発動すること

効果の発動
→フィールド魔法や永続魔法罠、モンスターの効果などすでに公開されているカードの効果を発動すること

となります
「古代の機械熱核竜」は攻撃する際にカードを発動できないと書かれているため、アマゾネスの急襲などの効果は使用できますが
「幻想の守護者アルマデス」効果を発動できないと書かれているために急襲などの効果は使用できません、気をつけましょう




さて、二回にわたって書いてきたコンマイ語講座ですが
まだまだ書ききれない難解な効果処理があります
次回も同じようにコンマイ語講座part3をやりたいところですが
少し趣向を変えて遊戯王デュエルリンクスにおける
役立つ豆知識をまとめてみたいと思います
いつになるかはわかりませんが気を長くしてお待ちしていただければと思います
それではまた



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