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無印良品のMujilabo(ムジラボ)、毎年良かったショートパンツ、今年はどう…?半袖シャツもかなり変わってます【レポート】

 無印良品の実験的かつ実質的な上位ラインと呼べるMujilaboムジラボ

毎月ごとに発売されるアイテムをレポートしておりますが、今年密かに大きな変化を遂げているムジラボ。


毎年良作が続いてきたショートパンツはどうなったのか?

もはやショートパンツはムジラボで良いかな?と言えるくらいの出来の良さだったのですが…。

早速レポートしていきましょう。


ムジラボの継続的良品はロンTとショートパンツ、特に昨年のショートパンツは最高だった


 たまに単発で出る、ある意味で偶発的な「アタリ」を除いて、ムジラボで継続的に良作が作られているのがロンTとショートパンツだったりします。

ロンTはこの価格帯としてはかなりのハイクオリティで、セレクトショップで5-6000円くらいのロンTをあえて探してまで買う必要ってほとんど無いなと思えるほど。



超長綿天竺編み長袖Tシャツ



毎シーズン1色はアタリと言えるシーズンカラー的な色が出るのも良いですね。

これはそのシーズン限りで継続されないのですが、それもまた楽しみと変化がありますし。


そしてムジラボ、ショートパンツがまた良い。

20SS「乾きやすい イージーハーフパンツ」は化繊メイン(ポリエステル62%,綿35%,ポリウレタン3%)でしたが、凹凸感の大きなシアサッカー素材で、これが非常にブランド的な遊び心がありました。

形もワイドショーツと呼ばれるようなトレンド感のあるタイプで、なおかつ2タックと、今欲しい形・デザイン。

スソがタイトにピタッとしていて、「生脚感」が強調されてしまうタイトなものとは違い、かなり穿きやすいグッドアイテムでした。


21SS「撥水ストレッチショートパンツ」は、デザイン的なベースを変えず生地を刷新。


撥水ストレッチショートパンツ(21SS)

撥水ストレッチショートパンツ(21SS)



これが何と、コットンメイン(綿66%,ポリエステル34%)に変わりながら、リップストップナイロン(引裂き防止用の糸が、格子状に織り込まれている生地)をイメージした生地で。

このコットンで化繊の機能性素材を再現する…という試みはAURALEEなどのブランドもチャレンジしている要素。

ついついニヤリとしてしまう生地と仕掛けでしたね。

アウトドアテイストながら高級感もあり、ショートパンツ穿かない派の人でない限り、これはもう「買い」としか言いようがない出来でした。



ムジラボショートパンツ、今年は大幅にモデルチェンジ、その出来は…


 そんな最高だったムジラボ21SSショートパンツ、

22SSはどうなのでしょうか?


洗いざらしサッカー織りショートパンツ

洗いざらしサッカー織りショートパンツ


22SSは「洗いざらしサッカー織りショートパンツ」という名称に。


まず言っておくと、昨年の5990円から今年は4990円と1000円値下げがされています。

その影響からか、かなり大幅に仕様変更されています。


まずムジラボショートパンツの大きな特徴であった、グラミチを思わせる「ウェビングベルト」が廃止。

ヒモでキュッと結ぶ簡潔なタイプに変更されています。


さらに2タックも無くなり、ノータックに。


生地は今年も変わり、凹凸感を付けたサッカー織り生地に。
20年のような大胆な凹凸ではなく、あくまでさり気なく。

サラッとしていて肌離れは良く、涼しく穿けそうです。

また洗いざらしということで洗い加工が掛けられており、最初からクタクタっとした、かなりこなれた印象に。



…こなれた印象と言うと、なんだか良く聞こえますが、これは裏を返せば若干くたびれて見える要素でもあり…。

単体で見たときに、昨年までのような分かりやすい良さは、確実に減少しました。

昨年のように、生地を見ておぉっ!っとなる感じでは無い。

ただ穿いてみると意外と良いな…という感想です。



この生地感だと、他のアイテムの邪魔をしないんですね。


昨年のものと比べるとパッと見のモノの良さこそ無いのですが、この価格帯のショートパンツだと、コットンにしても化繊にしてもルツっとした、生地に表情が全く無いものが多いので。

まあショートパンツくらいの面積だと、それでも何とかなってしまうことが多いのですが。

それでもこの細かいながらもしっかり表情がある生地感だと、自然にすんなりどんな服でも溶け込んでくれます。



着用画像だと生地の細かい表情が全部飛んでしまうのが残念なのですが…。


ユニクロなどの無機質な洋服だと相性が悪いことが多い、古着系の洋服とも相性が良いですね。



値段も方向性が違うので、昨年のようにショートパンツ欲しい人には是非オススメしたい!と大プッシュする程では残念ながら無くなってしまったのですが。

それでもそれほどお金を掛けずにショートパンツが欲しいとなったら、後述のユニクロ×セオリーのショートパンツと比較した上で、是非検討してみて欲しいと思える出来にはありますよ。

色は黒一択!

今年は黒とカーキグリーンの2色展開です。

これは断然黒ですね。

と言うのも、この生地の特性上、カーキグリーンはかなりみすぼらしいと言うか、安っぽく見えてしまうんですね…。

黒ならまだそこが誤魔化せます。


ちなみに黒は、真っ黒ではなく少し褪せたような、ダークネイビーと言っても差し支えないような色味です。


手前が21SS「撥水ストレッチショートパンツ」奥が22SS「洗いざらしサッカー織りショートパンツ」


昨年のものが真っ黒なだけに、比べるともうダークネイビーみたいですよね。


サイズ

 結構悩ましいのが、サイズ。

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