早くも続々始動のドメスティックブランド・レポート!3万円台で買える今年の勝負コート、いきなり紹介します!
梅雨明けすら今年は全国的にまだしておらず、真夏をこれから迎えようか…?というタイミングでの秋物入荷ラッシュ。
本店が出来た影響や、新型ウイルス禍による需要減で工場の春夏→秋冬の切り替えが上手くいったのか、どのブランドも例年より始動が早い印象にあります。
売れているブランドは春夏物はラックがスカスカですから待望の秋物入荷となる一方で、度重なるセールでも春夏在庫を消化してきれていないブランドもあり、と明暗が別れているとも言えるでしょう…。
今回は20AWをスタートした各ブランドの、注目・オススメアイテムを交えて今季の展望を述べていきたいと思います。
デニムジャケット、シャツ、パンツ…そしていきなりのコートまで紹介してしまいます!
※26日に速報版、27日に完全版をアップいたしました。
COMOLI、何故ここまでの人気…?デニムジャケットはお早めに
ドメスティックブランドの人気ナンバーワンと言っていいCOMOLI(コモリ)。
もちろんアパレルの世界は、小規模なドメスティックブランドなどは売上高などは公表されておらず、音楽チャートのような順位付けは不可能です。
ただやはり需要>供給という意味で人気の高さは一目瞭然。
COMOLIは予告など無くちょっと唐突に、4連休となった今週、20AWシーズンをスタートしたのですが、ラインナップはデニムシリーズとフットボールTなど定番モノだけでのスタート。
まあぶっちゃけ、地味な展開のはずだったのですよ。
20SSでは、青山に出来た本店限定での展開となっていたデニムジャケットなどもスタート直後は買える状況で、ちょっと甘く見ていたのですが、数時間後にはもうサイズ欠けサイズ欠けでしたから。
現在は入手がやや難しい状況になっています。
発売初週ということで、これからオンラインにアップされるというお店もまだまだあるはずなので、今回のデニムジャケットのレポートなどを読んで欲しくなったという場合、オンラインショップ一覧を貼っておくので使ってみてください。
このページ、COMOLI発売日は数千件アクセスがあったりするので、そこでも人気の凄まじさを見せつけられます。
近日中に、もっと使いやすくアップデートするつもりです(個人的に、より商品が充実している順、使えるお店順にソートする予定)。
20AWスタート注目アイテム
COMOLIの20AWスタート注目アイテムは、何と言ってもデニムジャケットでしょう。
リーバイスのいわゆる「1st」と呼ばれるモデルの、さらに前にプロトタイプがあったのではないか?という仮説の下に、細部を簡略化しています。
作りはいたってシンプルで、着丈が短く袖が長い、ザ・Gジャンという仕様。
なのですが、そこは流石に着丈も、短いにしても短過ぎないバランスにしてあります。
古着屋さんに並んでいるものやヴィンテージに本当に忠実に再現されたGジャンを着ると、ビックリするぐらいに着丈が短いですが、これはそんなことはありません。
あくまで現代的に、変に尖った要素は削いで、着やすいGジャンという形に仕上げられています。
ドロップショルダーとか、変にぶっといアームとかにもしていません。
あくまでスマートに。
COMOLIと言うと、ビッグシルエットとは行かないまでもかなりゆったりとした作りのアイテムが多いですが、このGジャンに関してはコンパクトな作りになっているんですよ。
決して一昔前のドメスティックブランドみたいに、脇下が締まるような勢いでアームが細いとか、そういうことはないのですが、それでもブランド特有のゆったり感はなく、いつもよりサイズを1つ上げるにしてもジャストサイズの範疇で着てもらうイメージでしょう。
今回は紹介を見送りますが(別でデニム・ジーンズの特集をやるので、その時紹介します)、「対」となって展開されるジーンズもかなり太いですから、やはりワイドパンツと相性が良い作りになっています。
別に細いパンツと合わせては駄目ということではないのですが。
ちなみに合わせているこのワイドパンツは、春にオススメしたものですが、秋にも十分着てもらえる生地になっていますよ(むしろ夏はキツイ…)。
あとはインナーは、Gジャン本体に合わせて、なるべく着丈が短いものをあわせた方がバランスが良いです。
最近はカットソーもゆったりと、着丈も長めになっているので、そこまで長いとは普段感じないものでも、こうしたショート丈ブルゾンと合わせると長過ぎる感じになってしまうんですよ。
この感じはちょっと今やると古くさく感じますからね…。
ルックみたいにタックインまでする必要はないですが。
あとは生地が、昨年はネイビーのほうが11.5オンス、ブラックは13.5オンスのデニムと、オンス(1㎡あたりの生地の重さ)を変えており、ブラックの方が重く、一般的なデニムジャケットのようにしっかりとしていたのですが、今年からブラックも11オンスとなり、軽くなりました。
個人的には、昨年はネイビーの軽さが今っぽいと思いましたし、実際ネイビーの方が圧倒的に人気だったそうなのですが、今年はブラックもこれに合わせてきました。
表面感はカリッとしているのに、着心地的にはふっくら軽い、という質感。
今の気候とか、マスクが半ば義務化された現状だと、一般的なデニムジャケットは、重い、厚い(暑い)と感じますから、この軽さもまたオススメしたいところですね。
ブラックもネイビーも、どちらの色も現在の一般的なデニムとは異なる質感ですが、変にその「皆が思うデニムとしての本物感」みたいなものにこだわり過ぎず、あくまで洋服としての雰囲気を重視しているのも強みなのでしょう。
デニムジャケットって作っているところはたくさんあるし、ここのじゃなくても良いんじゃないの?とも思いますが、逆に?とにかくケチを付ける要素が少ないのです。
デニムって、作る方も着る方も特別視し過ぎているところがあって、こう、より「本物」感にこだわってしまって、生地が重過ぎたり、今は野暮ったすぎてカッコ良くないものが出来てしまったりするんです。
これはあくまで洋服としての現代的なカッコ良さとか、着やすさをしっかり考慮されたものになっているので、ちょっと欠点らしい欠点が見当たらないですね。
前述の通り、カットソーの着丈差だけ注意してもらえれば、日常着として非常に取り入れやすく、文句なくオススメです。
後述しますが、20SSで人気を博したAURALEEのデニムジャケットはこの秋冬ではリリースされないので、そういう意味でもデニムジャケット欲しいならコレを買っておいてそう間違いは無いんじゃないかな?と思います。
かなり在庫が少なくなっていますが、週明けにオンラインにアップされるショップがまだあると思いますし、オンラインストア一覧を注視していてもらえればなと思っています。
秋口の着れる時期にフリマアプリでプレミアを支払って…というのはちょっと嫌という方もいるでしょうし。
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