無印良品でオシャレする!は可能か?2022年春・特別編!ムジラボvsカポックシリーズ!【フィーチャー】
お待たせしました!
2021年冬編から約4ヶ月半ぶり!
無印良品特集、「無印良品でオシャレする!は可能か?」2022年春・特別編です!
今回は店舗限定で展開されている無印良品のカポックシリーズと、Mujilaboの注目アイテムを選りすぐって紹介します!
春と夏の間、微妙な時期でもあり、春アイテムの買い足し・追加、夏の準備にピッタリのラインナップになっていますよ。
無印良品のカポックシリーズ、カポックのポテンシャル、無印との親和性
無印良品のカポックシリーズって、知っていますか?
「カポック」というのは、インドなどの熱帯地方で自生する樹木の実から取れる天然繊維のこと。
吸湿発熱性や軽量性、速乾性などに優れ、ぬいぐるみの中綿だったり、化繊が生まれる前には現在の化繊のような使われ方をされていたようです。
肥料による土壌汚染、またそうでなくとも大量に水を消費してしまうコットンに替わる素材として、近年注目されるカポックですが、今回無印良品は大々的にこのカポックをフィーシャーしてシリーズアイテムを作っています。
そしてこれが…なかなかの良作揃いなのです。
カポックシリーズ、「オーバーシャツ」を筆頭に良作揃い
カポックシリーズでも分かりやすく良かったのが、「木の実から作ったカポック混オーバーシャツ」。
木の実から作ったカポック混オーバーシャツ
…名前からすると、「あーはいはい、無印っぽいナチュラル志向なアイテムね」と思われると思うのですが、ちょっとそういうアイテムではないのです。
ムジラボを踏襲した、ボックスシルエットでスソをスパッと切ったようなシャツではあるのですが、ムジラボほど何かやり過ぎたようなところはなく、スタンダードに着れるシャツです。
このシリーズ、生地感はアイテムによって様々なのですが、このシャツに関しては普通のブロード生地のよう。
しかも、良いブロード生地。
薄手ながらタイプライターとまでは行かないまでもハリ感があって。確かに感じる、ちょっとしたドライ感が、カポックのお陰なのかな?
無印っぽいナチュラル感も抑えめで、「俺あんまり無印っぽい服着ないんだよなあ…」という、系統に縛られない使い方が出来るシャツではないかなと思いますね。
これ4000円は、ちょっと異次元ですね。
黒シャツって、淡い色味のパンツを際立たせてくれる「黒子」的なアイテムなので、一枚持っておくと良いのですが、これこの価格だったら「買い」でした。
ただサイズが、ちょっと小さめ。
このカポックシリーズは、最近無印良品で増えてきた「男女兼用シリーズ」のアイテム。
このシリーズは、基本的にサイズがXXS-XS サイズ 、S-Mサイズ、L-XL サイズのスリーサイズ展開。
これは無印良品の実験的かつ実質的な上位ラインであるMujilaboラインと同じ。
ただ、ムジラボと違って、男女兼用シリーズは小さめなサイズ感に出ることが多く。
男性だと、S-Mサイズでは小さい…という人が多かったのではないかな…。
もちろんムジラボ→デカい、無印良品・男女兼用→小さい、というのは大まかな基準。
個別のアイテムごとの判断が大事になってくるのですが、無印良品はサイズの詳細(着丈や身幅など)がオンラインに記載されていないことがたまにあり…。
今回この特集ではできる限りサイズに関して言及しています。
このオーバーシャツは、今月シャツ特集で先行で紹介したのですが、現在L-XLサイズのほうは、もう店舗・オンラインともに在庫無し。
どうしても、数量的に厳しいアイテムは、noteを定期購読されている方への紹介が優先となってしまいます…ごめんなさい。
ただカポックシリーズは、他にも優秀なアイテムが複数あります。
パンツは3シルエットがラインナップ、インパクトのあるバルーン、しっかり太いワイド、手堅いテーパード
木の実から作ったカポック混 ワイドパンツ
まずはパンツ類。
今回このカポックシリーズでは、同じ素材でテーパード、ワイド、バルーンと異なるシルエットが用意されています。
バルーンシルエットの黒に関しては、既に実店舗・オンラインともに完売。
これ私は試着出来たのですが、まあ太いのなんの…。
昨今バルーンシルエットという、ワイドからさらに膨らむようなシルエットのパンツが結構出回っていますが、ここまで極端に太いものはセレクトショップオリジナルでもなかなか作れない…。
STUDIO NICHOLSON的な、パンツが突出するような、それくらい強烈なインパクトのあるアイテムを無印が出してくるのは驚きでした。
ただこれは、あまりにファッショナブルなアイテムなので(だからこそこの値段で!?となり、真っ先に完売したと思うのですが)、おそらく多くの人には選択肢にならないはず。
このアイテム、ワイドシルエット、テーパードシルエットも普通に良い出来です。
バルーンシルエットほどではないものの、こちらも無印良品とは思えない極太ストレート。
ベルトではなく、ウエストのヒモをキューッと締めることで穿くドローストリングパンツ。
まさにズドン!というシルエット。
しっかり股下の長さのあるストレートシルエットなので、ブーツカットのように広がって見えますが、ストレートです。
ストレートは、長さがしっかりあるとブーツカットのように見えるものなのです。
生地感はそこそこですが、若干、情報量に欠けるので、出来ればTシャツよりもシャツスタイルのほうがハマるかな。
まあこういうラフな格好好きなんですけど…。
服としての複雑性・情報量は、どうしてもシャツ>Tシャツですから。
これからの季節、サンダルと合わせても良いでしょう。
生地感
このアイテムはコットン57%、カポック43%という割合で「見た目重いのに、着ると軽やか」という生地感になっています。
見た目は、リネンパンツのような軽さはなく、しっかり重厚感があるのに、着てみると軽い。
ドライ感があって、サラッとしていますね。
リネンのパンツは特有のシワ感が苦手…という人にも穿いてもらえる素材感です。
表面感は化繊を混ぜたような質感で、高級感があるわけでは決してないものの、安っぽさもありません。
もちろんこれが、6000円と言われるとちょっと考えるかな…とは思うのですが、4000円ですからね。
ユニクロやザラから出ていたら別ですが、至って平穏、あまり注目されないのが今の無印良品のアパレルの現実…。
まあそんなことはユーザーからしたらあまり関係ないですから、良いものは良い、で選択肢に入れてもらえらばと思います。
繰り返しますが「ちょうど良いワイド感」みたいなものは超えた、かなり極太なワイドパンツではあるので、そういうものにチャレンジしたい、という人向けです。
小さめが多い無印良品・男女兼用シリーズですが、このアイテムに関してはS-Mサイズで十分大きいですね。
平均身長近辺なら、S-Mサイズで十分。
L-XLサイズはさらにかなりのボリューム感になります。
ムジラボのパンツは、クロップド丈設定となっており短めですが、こちらはしっかりと股下もあります。
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