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無地T・ボーダーTなど、Tシャツ特集シンプルTシャツ編!その手があったか…Tシャツに変化をもたらす第4の要素、1万円以下で買える極上素材Tシャツ、透明感際立つウールT…etc.【フィーチャー】

 いや暑い…暑過ぎる!
酷暑過ぎた昨年に引き続き、本当の夏がやって来てしまいました…。

Tシャツしか着れないよ…という季節(本当はコットン100のTシャツより、タンクトップに半袖シャツ、のほうがまだマシだったりもするのですが)。

ここから複数回に分けてTシャツ特集をやっていきます。

まずは無地T・ボーダーTなど、「シンプルTシャツ編」です!

今無地Tシャツで「理想的なカタチ」なのは?


 2000年代から始まり、2010年代にピークを迎えたファッショントレンド…それが「シンプル至上主義」です。

細身なシルエットの服とともに隆盛を極めたこのトレンド。
シンプルはいつの時代でも人気とはいえ、服は全て無地が良い、小さなロゴマークすらも許さない…そうした「潔癖過ぎる」とさえ言えるような無地全盛時代。

これもようやく終わり、2020年代は柄シャツやロゴ・プリントTシャツが復活、ファッションシーンを彩り始めました。

とは言え、まだまだ需要が高いのが無地Tシャツ。
無地Tシャツって「下着みたいで気恥ずかしい」とされた時代とは異なり、今は皆無地Tシャツを通ってきていますから。
どれだけプリントTが復権しようとも、無地Tこそが永遠のスタンダードになることは今後も間違い無いでしょう。

そうなると問題なのが、どう差別化を測るか?と言うこと。
無地Tなんて何でも良いと言ってしまえばそれで終わりですが、オシャレを差別化だと定義するならどうしてもそこは避けて通れません。

2010年代の無地T全盛自体から、生地やシルエットで差別化は可能でしたが、2010年代後半に訪れたビッグシルエットトレンドではその方向性は「いかに身体のラインを見せないか?」でした。

元々「いかに下着っぽく見せないか」が、無地Tシャツの肝要でしたから、ビッグシルエットトレンドと結びついて、それが過剰になっていたのです。

2020年台に入り、そんな傾向にも変化が訪れています。
相変わらずビッグシルエットTシャツ、ビッグTは人気なのですが、徐々に徐々に「ヨコにもタテにも大きい」ことに対する反動が出てきています。

ビッグTシャツはもう、限界までタテにもヨコにも大きくなったわけですが、少なくともタテ方向への大型化は「モッサリしている」と見做される風潮が出てきています。

数年前からタックインが全盛ですが、当初タックインの意図としては「脚を少しでも長く見せたい」だったのですが、今は「トップスの着丈を短く、モッサリ見えなくしたい」というものに変わってきています。

さらに昨年あたりからタンクトップが一大ムーブメントになるなど、「色気」を求めるトレンドに様変わり。

それまで下着には絶対に見えないよう、身体のラインを出さない生地、そしてシルエットが至高とされてきましたが、「少し下着っぽさはあっても良い」と変化が生まれています。

でもそれって、結構難しい…。

ビッグ一辺倒でもダメだけど、かと言って一部で流行りつつある「ピチT」のように身体のラインを見せ過ぎてもダメと言うか。
そんなものを着れる人はまだまだ多く無いほどにハードルが高いですよね。

ドレープ感は欲しいけれど、トロトロと生地が流れ過ぎてしまうのも問題だし…。

ビッグシルエットに慣れ過ぎた私たちには、「着心地」も大事だし…。

実は結構難しいトレンドに突入していますよ。
ただ良い素材で、おっきく作りました!では訴求しづらく、響かなくなってきているんです。

現状のトレンドを総合的に勘案して「理想的なカタチ」と思っているのがYLÈVEイレーヴの 「ORGANIC COTTON BIO LOOSE T」。

YLÈVE   ORGANIC COTTON BIO LOOSE T

ORGANIC COTTON BIO LOOSE T

着心地の良い柔らかさと、程よいドレープ感、そして形が崩れないハリ感…とバランスに優れた生地のTシャツ。

昨年展開のカラーです、このカラーの在庫についてはこの項の最後で言及しています

ヨコはしっかりワイド、着丈は長過ぎず…という、このバランス。
そしてソデは長いのだけれど、太過ぎない。

かなり現状の理想に近いのです。

ヨコは身体のラインを拾わないくらいしっかりと大きくて。
なおかつバランスが悪くならない範囲でタテは短め。

身幅はしっかり、「ゆったり」と感じられる60cmをしっかり超えつつ、着丈は70cm前後。



タテにも長過ぎないから、スソを持て余さず。
この形なら、タックインしなくてもOK。
スソにはスリット入りです。


これで最近の大型化し過ぎたビッグTで気になるスソのもたつきも多少回避できます。


さらにソデも、長さはありつつ、太さは抑えているので。
最近ありがちなのがソデが大き過ぎて「二の腕だけでなく、前腕まで食われる」という現象が起こってしまうんですよね。


 
ソデがヒジくらいまでで、そこから前腕がスッと覗くのが、現トレンド下における最も美しい半袖スタイルの形だと思っているので。

ディテールもネックが細くて、ジャケットのインナーなどでも使いやすいし、何より色気がありますよね。

ここが太いと、色気が無くなってしまう…。

あまりに固い生地なども同様で、色気が無くなってしまうのです。
身体のラインを拾ってしまったり、下着っぽくなってはダメなのですが、一枚でTシャツを着るスタイルも色気が欲しいとなってきているのが現在なのです。

カラーについて。

このORGANIC COTTON BIO LOOSE Tは、定番アイテムとして毎年展開されているアイテムでシーズンによってカラー展開が異なります。
今季は定番色に加えてブラウンなどが登場。


もちろんシルエットと生地のバランスなどが最高のTシャツだけに、定番カラーの白や黒、ネイビーなども良いです。

あまりこの色がダントツ!ということも無いので、カタチの良い白T持っていないから欲しいので白、という選び方で良いでしょう。

(昨年展開されていたブルーグレーの在庫についてはこの項の最後で言及しています。)

サイズはメンズは4/5の2サイズ展開、昨年は大きい方のサイズ5を選びましたが、今年はサイズ4を選びました。

トレンド的にも、今年からは、必ずいつもよりワンサイズ下を検討しましょう。

今すぐ急激に皆のTシャツのサイズ感がピチピチになるなんてことはないにせよ、これから少しずつ少しずつ、身体のラインを拾うような方向性にはなっていくと思います。


このアイテムはブランドでも定番中の定番。
たくさん在庫積んでくれるので、これからさらに夏になって「良いTシャツ欲しいなあ」となってからでも間に合うのも良いですね。

YLÈVE   ORGANIC COTTON BIO LOOSE T

ORGANIC COTTON BIO LOOSE T

THE LIBRARY  ナノユニバース  アーバンリサーチ  ELEE 

 

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