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バックパック、ボディバッグ、レザーバッグ…お待たせしました!バッグ特集!【フィーチャー】

 いやー非常にお待たせしました、非常にご要望を頂いておりました、バッグ特集です。

ここ2年、なかなか皆さん出掛けられなかったと思うのですが、今年こそ出掛けたい!ということで、その相棒となるバッグ、色々紹介していきますよ。

いやー今回は過去イチリサーチが大変でした…。

バックパック編、ボディバッグ編、レザーバッグ編とやっていきましょう。

ちょっと今回1万円以下の価格帯では良い物がなかなか無くて、良い物が見つかり次第「コスパ編」とか追加でやりたいなとは思ってはいます。




バックパック編


総合力の高さはこの価格帯ではピカイチ…サンフランシスコ生まれのバックパック


 非常に実用性の高いバックパック。

日常使用もそうですし、テーマパークなどのレジャーや、旅行等にも便利ですし。

ノートPCを使って、フリーに仕事をしたい方には必需品かなと。


まずはコレから紹介しましょう。


Aer(エアー)Day Pack2 X-PAC




Aerエアーの「Day Pack2 X-PAC」。


Aerは、サンフランシスコで生まれたバッグブランドです。


世の中には本当に様々なバックパックがあって、良くも悪くも凡庸なものから、何か変に突出しているものまであるのですが、AerのDay Pack2 X-PACは非常に総合力が高いですね。

まず見た目。

外部にポケット類をあまり設けずに、非常にミニマルなルックスです。

ここも正直好みが分かれるところだと思うのです。

ただこの手のミニマルなバックパックにありがちなモード過ぎる感じは無く、尖った印象も持たれにくいでしょう。
その手のモノはバックパックが突出してしまって、洋服との合わせなど、使いづらいですからね…。

このバックパックでまず目が行くのは生地感。


Dimension-Polyant®社による「VX-42 X-PacTM」という生地を採用しており、これが「X-Pac」と呼ばれている生地です。

アイテム名の一部にもなっていますね。

X-Pacは「ヨットの帆」に使用される3層構造素材で、いわゆるリップストップナイロンの亜種のようなイメージを持ってもらえれば良いかなと。




リップストップナイロンの格子柄のように、「X」が浮かび上がります。

その名の通り、X字状の強力なワイヤーを中間層に仕込むことで、耐久性を大幅にアップさせているのです。


アウトドアならともなく、日常仕様でそこまでの耐久性は要らないと言えばそうなのですが、これ生地感自体が非常に良くて。

独特の派手過ぎない光沢感が有り、それが高級感に繋がっています。

化繊生地の高級感って非常に難しくて、強度が高くて高価な素材でも見た目はそれほどでも無かったり。

高級感はあるけれど、日常使用には繊細過ぎたり。

ツヤも、ありさえすれば良いというわけではないですから。
テカテカでカブトムシ背負ってる、みたいなバックパックもかつてありましたし。

このX-Pacは価格に対する見え方、ガシガシ使える強度、派手過ぎないツヤ感などバランスが非常に良いですね。

強度を優先し、バリスティックナイロンを採用するバックパックは非常に多い中で、強度だけではなく見た目の良さも確保出来るこの生地、とても良いですよ。

公式はじめ「写真映り」は、なんだかイマイチパッとしない生地ではあるのですが、実物は良好です。

ただもう少しナチュラルな物が良い…というニーズもあるはずで、今回他にも違うテイストのバックパック紹介しているのでご安心を。

多分機能性とか、価格と質とのバランス、コストパフォーマンス的なところではかなり納得感あると思うのですが、おそらくこの生地のツヤ感で好みが最も別れるはずなのです。

生地感も含めた見た目がしっくり来るか、そこを見て欲しいですね。


この生地はストラップにも使われています。




背中に当たる部分の生地は滑らかな生地のパネルが当てられています。


強度に優れたナイロンなど強い生地は、これが無いと服痛めますからね。

もちろんストラップの裏も同素材です。



見た目だけでバックパックを選んでしまっても良いとは思うのですが、機能性や使い勝手にも非常に優れているのがこのアイテムの良さ。


まずは形状安定性に非常に優れており、中に荷物を入れ過ぎていても、逆に荷物が少な過ぎるときでも、ガシッとその形状をキープしてくれます。

だから背負っていて非常にラクなんですよね。

その形状安定性は、そこまで厚みを持たないバックパックながらも自立するほど。



この形状安定性というのは、バックパックを背負った時の「背負い心地」に直結するので、重量など数値で表せるスペックより重要だったりします。



もちろん全体的にしっかりした作りだからこそですが、この形状安定性は、コンパートメント(荷物を入れる荷室のこと)が非常に緻密に作られていることからも来ています。



手前が小物類を収納出来るサブ・コンパートメント。




https://aersf.jp/products/detail/108


このコンパートメントは裏地にはオレンジのリップストップナイロンが用いられており、これは中のモノを素早く視認することが出来ます。
真っ黒だと、あれどこにあったっけ?となりますからね。

ただここも好みが分かれるポイントかもしれないですね…。
個人的にはMA-1のギミックみたいでそそられるんですけどね。


真ん中のジップは、スマートガジェットを収納するスペースになっており、入れたものがすぐ取り出せるよう、かなり浅めに作られています。


スマートフォンなどを放り込めるスペースですね。このスペースは、ちゃんとクッション性の高い裏地になっており、機器を傷つけません。

財布や定期入れなど、パッとすぐに取り出したい物を入れても良いでしょう。

コレ本当便利です。

こうしたガジェットポケットや貴重品ポケットが設けられているバックパック結構ありますが、意外と使いづらくて使わなかったりするので。


一番奥がメインコンパートメント。



ここはノートPCを入れるポケットなどがありますが、ポケット以外に最もフリーな空間を確保されており、洋服や本などを自由に収納出来ます。

PCポケットは、しっかりウレタンクッションで保護されており、対応サイズは15.6インチまで。

メインの収納量もそれなりに確保されています。

どれ位収納量が欲しいか?は人それぞれですが、正直そこまで大きいスペースではないので。
荷物が多い人なら一泊、二泊程度まででしょう。

ただポケット類が充実しているので、何か新たにバッグinバッグやポーチなどを用意する必要がなく、結果的にフリースペースに入れられるものが多くなるイメージですね。

中で物が動いたりもしづらいですし。
ここも視認性に優れたオレンジの裏地です。


すべてのコンパートメントのジップが止水仕様で、メイン・コンパートメントはダブルジップと抜かりありません。



さらに個人的にこれは嬉しい!というディテールが2つあって、1つが水筒やペットボトルなどを入れるサイドポケット、ウィーターボトルホルダー。

通常こうしたサイドポケットやウィーターボトルホルダーは、円筒形の物を収納する都合上張り出してしまうのですが、これは通常時はフラット。


収納するときには、隠されたゴムを引っ張り、折りたたまれた生地を拡げてスペースを作る、というギミック。

無理矢理引き伸ばすわけではないので、生地を傷めないし、ゴムによりグッと安定感あるホールドが出来ます。

デザイン的にスマートだし、それでいて機能的に優れています。


もう一つが、ハンドル・持ち手部分。


手に持つ時に使うコレ。

バックパックは背負うだけでなく、手に持つ機会結構あるわけです。

ここがただのナイロンテープのモノだと、見た目貧弱というのもありますし、物を入れて重いとき、咄嗟に手に持つと痛いんですよね…。

このハンドルを、芯材を包むようにしっかりと厚みがあるものにしてくれているので、手にしっくり来るし、重いときにも持ちやすいです。

本当はここがレザーだったりすると最高なのですが、結構高いものでもただのナイロンテープだったりするので、これでも嬉しいんですよね。


パッと見のデザインの好みはあるとは思うのですが、生地感、ディテールやギミックなどを含めた機能性など総合力が高く、ケチの付け所がほとんど無いバックパックになっています。


ただし、トラベルや最近流行りの「ノマドワーカー」向けではなく、あくまでもデイリーユースが基本となるアイテム・サイズ感かなと思います。

学校や仕事など日帰りの方、PCを持ち歩くためのPCケース代わりに使いたいなどの用途向きです。


多泊の旅行などではもっともっと収納量が欲しい!となると思いますが、これ以上大型のモデルになると、おそらくこの形状安定性故に重くなるし、どうかな…と思います。

エアーって、そのブランド名的には軽さにとことんこだわっている的なイメージ持たれそうですが、そういう意味ではないのです。


そういう場合にはバックパックだけで完結させずに、他にトロリーケース(スーツケース)やボストンバッグなどを使う手もありますし。


https://aersf.jp/products/detail/108


バックパックは非常に需要が高いアイテムですから、色々見たのですが、最もオススメしたいのがコレですね。

定価28600円は決して安くはない価格ですが、かなり満足度の高いアイテムだと思いますよ。

3万円以下という、バックパックではかなり激戦区となる条件でバックパックを探していた方には是非見て欲しいですね。


※Aerには多数のバックパックの型があり、この「Day Pack2」も別の生地で作られていたりしますが、あくまでオススメは「X-Pac」生地のものになるのでお間違えなく。


Aer(エアー)Day Pack2 X-PAC



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