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当事者が当事者とつながることの意義

最近、若者の当事者団体離れが深刻な問題として取り上げられることが多い。団体に所属するかどうかは別として、当事者が当事者につながることの意義、それは生きた情報を入手できると言うことでは無いだろうか?
私は様々な社会活動に参加しているので、視覚障害だけではない様々な障害のある人、マイノリティーと接する機会がある。自分とは違う立場の人と交流することが学びを深めてくれる。一方で、自分と同じ視覚障害の人と雑談をする中で中で今まで困っていたことが解決することも多い。当事者の中には当事者と関わることに抵抗感を感じる方もいる。幸い、私は自分のニーズにミスマッチな当事者とあまり出会わなかったので当事者に対して強い抵抗を持つ事はなかった。強い抵抗を感じる人に無理に当事者とのつながりを作る必要はないと思う。ただ、もしあなたが何か障害のことで困っていることがあるならば、当事者とつながってみると思わぬ発見があるかもしれない。もちろん、当事者も十人十色なので徒労に終わることもあるかもしれない。頭ごなしに自分の障害間を押し付けてくる人もいる。そういう時は自分はこうならないようにしようと反面教師にして次の新たな出会いをめげずに探してほしいと思う。
ちなみに、私は情報源は複数あった方がより広くて深い情報を得られると思っているので複数の当事者団体に登録している。登録しているだけで活動にはほとんど参加していない団体もある。関わり方は様々なので利用できるところだけうまく利用していけば良いのだと思う。若者が当事者団体に参加しないのは、その当事者団体に魅力がないからだと思うので。

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