捨てずにつなぐ
祖母が亡くなって、彼女の家からは彼女がいなくなったことで不要になったものがたくさん。
それらを捨てるのは簡単。
でも、それをめぐらせたい、そんなふうに思うきっかけを与えてくれた人がいる。
そして、今、私は彼女があつらえた着物をきている。
これをイギリスへの旅のおともにするつもり。
この世にはいないおばあちゃん、でも、彼女の着物と一緒に世界を旅することはできる。
不思議なもので彼女の着物だけは体にフィットする。
古着としてまわってきた着物はフィットしないのに。
おばあちゃんがいなくなっても、彼女を感じ続けることができる、それは捨てないという選択肢を選んだから。
おばあちゃんが生きているときには気づくことができなかったけど、
今からおばあちゃんが感じてきて和の心を私なりに世界へ、次の世代へつないでいこうと思う。
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