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手作りスイーツのいいところ

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

イギリスやドイツを訪問して感じたことの1つに、手作りスイーツが身近ということ。

物価が高騰しているからという理由だけではなく、オーブンが日本とは比べものにならないぐらい立派なので、伝統的に、習慣的に、ケーキをやくなどは当たり前のよう。もちろん、ご家庭によるようだけど。

おととしぐらいからはじまったレシピ本企画があり、それにむけて少しずつ準備をすすめているところなのだけど、
今回はプリンを作ったのです!!

手作りはいいなーと思ったポイントの1つは、こうやって入っているお砂糖の量を可視化できること。

さらに、当たり前だけど、お砂糖の種類も自分で選べること。
私は黒糖スキなので、こだわりの沖縄のさとうきび黒糖をチョイス。
写真はお砂糖をはかっているところ。

写真だとつたわらないのだけど、このはかりは音声で読み上げてくれるタイプ。特別なものではなくて、アマゾンとかで購入できちゃう市販品。


お砂糖を軽量している写真


鹿k巣要害があると、はかりがみえなくて、計量できなくて、特に、すいーちづくりからは遠ざかっていたのだけど、この音声で読み上げてくれるはかりがあれば、かなり快適。

もし、ご両親や祖父母など、視力が落ちてできることが少なくなって落ち込んでいる方がいたら、こういうのをみつけてプレゼントしてみてね。

特に、お料理が好きだった人にとって、今まで頼りにしていた視覚を使わずに料理をするのって結構なパラダイムシフト。

視覚障害者向けのお料理教室とかもあるからそういうところにいってもいいし、
そういうところにいくのはちょっと抵抗があるという人にはできないことをできるようにするための環境づくりをしてみてね。

このはかりみたいに、ちょっと環境をつくるだけで、できないと思っていたことが一気にできるようになったりするから。

障害者手帳がないと、障碍者向けの福祉用具の購入に補助はでないけど、意外と市販品の中にも代替できるものもあったりするもので。

でも、それを見えなくなってしまった人が主体的に探すのは難しいので、お友達や家族がアンテナをはっていてくれるとありがたいもの。

あ、ちなみに、障碍者手帳をとりたくない!という声をよくきくのだけど、障碍者手帳をもつことで受ける不利益について考えてみてほしいんだよね。

メリットはいくらでもあげられるのだけど、障碍者手帳をもって受けた不利益って今のところ私は何もなくて、あえていうなら、精神的ショックぐらいかしら。笑

でも、それは自分の中でひいていた線があって、その線をこえてしまったというショックなんだよね。不思議なもので、その線はこえるまえは大きな壁のようにそびえたっているのだけど、こえてしまえば、えっ?というぐらい高さのない平面の線なの。

私は問答無用で、えい!とその線をこえてしまったの。それはそれでよかったなーって今では思う。私の気持ちが整ってからなんてことをいっていたら、十数年後の今もまだ整っていなくて、線の向こう側にいたかもしれない。それは結構、おそろしい。受けられる恩恵を十数年も受けずに放棄するということだから。

障碍者手帳、このことももっと広く知られるようになって、誰もが簡単にそれこそ母子手帳をもらうぐらいの感覚で申請できる手帳になったらいいな~。

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