面会禁止、でも会える裏技

父親が精神病院に医療保護入院となってもうすぐ3か月。
主治医が私達家族の心情を読んでくれて向精神薬はだいぶ前から無くしてくれていたし、退院後行ける施設に向けて「介護拒否」「介護抵抗」を少なくできるよう沈静化も効能としてある認知症薬を使ってくれている。
先日、介護保険の区分変更の申請で要介護4がでた。いまは特養さがし。特養が余ってる、なんてネットでは書かれていたのに、なかなかなかなか。問い合わせたところは200人待ちとか100人以上待ちとか。
早く退院させていつでも会いにいけるように探す毎日である。
あー、私ってグループホームを探し、特養を探し。その間にショートやら有料老人ホームやらサ高住やら見学に行って。父親のいる施設とは戦いの日々で。こんなこともう2年も続いている。早く安定した生活にならないかな。

そして今いる精神病院。家族でも対面での面会禁止でリモート面会のみ。原則1か月に1回だが、知らないふりして2週間に1回、予約をいれている。だって忘れちゃうからねー。
とはいえ、リモートでしゃべっても父親にはよくわからない様子。それでもやらないよりはやったほうがいいからやるけれど。画面で私や姉を見てもしゃべらない。誰が声をだしているのかわからないみたい。

もう私たちのことは忘れたな、と思った。
先日主治医から電話。「血液検査したら突然肝臓の値がすごく高い。別の病院で診察を受けてほしい」
ここは精神科のみの単科病院。父親は看護師さんに連れて行ってもらって私は必要なものをもって現地へ。
久しぶりに父親と会えたのはとても嬉しかったし、父親は私を見て「お前まだ生きとったんかー」という顔をしていた。しっかり私のことを覚えていた。やっぱり対面じゃないと難しいのよね。

結局いろいろ検査して何もなかったのだけど。
早く退院させなきゃ。早く自由に会えるようにしなきゃ。