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絵になる奈良

京都で活躍する写真家の方が「いつか奈良も撮りたい!」という嬉しいコメントを寄せてくださったので、奈良の見どころ、絵になる場所、写真に撮りたいところなどを考えてみました。

奈良の四季はほんとうに素晴らしいし、奈良好きの方は必ず自分だけの聖地を持っていると思います。


東大寺 二月堂/奈良市(お松明は3月1日~14日)http://www.todaiji.or.jp/

これからの時期もっとも熱いのはなんといっても東大寺にある二月堂。ここでは『お水取り』という法会を重ねていらっしゃいます。今年で1269回目!!奈良時代からずっとずっと、一度も途切れることなく続いているのです。


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お水取りは正式には『修二会』と言います。国の安泰と平和・五穀豊穣のために行われてきました。

この祈りを役目を担う練行衆という僧侶たちが、お堂に上がる際足元を照らすかがり火としてたかれるのが「お松明」です。

なのでお堂に上がってからの法要こそ見逃せないのですが、最近ではこの迫力あるお松明が見どころとして取り上げられ、沢山の方がいらっしゃるようになりました。(堂内は撮影禁止です)

夜の撮影は難しいし、お堂を上を駆ける火の玉というのはほんとに写真に収めにくいのですけど、毎年少しでもこの息吹が伝えられないかと必死で撮っています。


長谷寺/奈良県 桜井市 https://www.hasedera.or.jp/

冬の奈良はお花も少ないのですが、そんな中であでやかなのが長谷寺の牡丹です。長谷寺では冬牡丹と寒牡丹が楽しめます。

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お花は開花状況が読めないので狙っていくのが難しいのですが、もし牡丹に恵まれなくても、長谷寺は素晴らしい所です。

長い登り廊が堂々とめぐり、この石段を見るだけでも行く価値があります。ご本尊の十一面観音さまはお身の丈が10メートル!

季節によってはそのおみ足に触ることもできて、大理石のような四角石の上にたっていらっしゃるのです。この石はとても重要な石です。

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長谷寺は色んな伝説があり、『源氏物語』にも玉鬘姫が参拝したくだりがあったり、ほんとに魅力だらけで色々語りたいところです。参道の草餅も美味しいし・・。

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二月堂も長谷寺も、奈良の大きな魅力のほんの一部ですので、おいおいこういう風にご紹介できたらと思います(*'ω'*)


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