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年末は感謝のお参り

古事記を読んでいて、とても奥深い日本語に出会うことがあります。

古事記では神様が沢山出てきますが、その描写は

「天地(あめつち)初めて開けしとき、なりませる神の名は…」

などというふうに始まります。

神様は「なる」のです。

なるとは、「りんごがなる」「実がなる」などに使う「なる」です。

果物や木の実が「なる」のは、植物の中で何か力が蓄えられた結果ミラクルが起こり「勝手にできる」(と人が思っている)こと、「なる」です。

神様は自然の中でなぜか「なって」出てきたものなのです。

~になりたい、という言葉をよく使いますけど、「なりたい」というのは、ひどく難しい…というかそれは成立しないのでは?と思ったりします。

「漫画家になりたい」

「お金持ちになりたい」

「有名になりたい」

どれもこれもいつか自然にそうなる…というのは、植物の実がなることくらいしかできないことで、「漫画を書き続ける」「ビジネスを勉強する」「著名なポジションにつけるようにがんばる」

という行為を諦めずにやり続けるほかしようがないのです。

「幸せになりたい」

というのが最たるもので、幸せというのは状態ですから、すでにある幸せに気づくというのが正しい。

どういう状況が幸せなのかは人それぞれですけど、けっこう人はすでに色々もっていて、持っているのに「あれがないから」「これが足りないから」と幸せになりたいなどと思う。

持っているのに気づいたら、幸せのど真ん中です。

明日12月26日(火)と28日(木)は感謝のお参りです。

もう素晴らしいものを持っているし、もたらされている。

そのことを感謝に参ります。

感謝のお参り

【春日大社】2023年 12月26日(火)13時~15時頃

¥4000

https://uruwashinara.com/.../%e6%84%9f%e8%ac%9d%e3%81%ae.../

感謝のお参り

【東大寺】2023年 12月28日(木)10時~12時頃

¥4000・別途拝観料600円必要

https://uruwashinara.com/.../%e6%84%9f%e8%ac%9d%e3%81%ae.../

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