気がついたら〜176〜
ラウ「前に別の部隊の女性がアカリに意地悪しようとしたのをルトが見ててな、空中に結界で閉じ込めて氷の刃を突きつけて2時間放置したからな。(笑)」 ラウ・拓斗以外「怖っ!」 拓斗「それがあってその女はルトを見るようになると逃げるようになった(笑)」ラウ「ルトはアカリと苅里が傷付くと分かると攻撃的になるからな〜!同じ部隊でも自分より俺たちの方が強いの分かってるから心配なんてしてくれないけどな。」ラウは少ししょんぼりしていた。 拓斗「でも一番怒らせると怖いのはやっぱり苅里だね。数年前に来人を自分の部隊に入れて育てたんだけどね。当時の来人は他の部隊に入ってて合わなくてかなりグレてたんだ。」 スイ「確かそんなこともあったな。それ来人だったのか…」 ラウ「女という事もあって最初は近付かなかったんだが、修行を重ねてるうちに懐いてな。以前入っていた部隊の奴らが久々に来人を見ると丸くなってて面白くないわけよ。それで来人を呼び出してボコボコにしてるのを苅里が見つけてな…」 拓斗「……」 ラウ・拓斗以外「どうした(の)?顔色悪いよ(ぞ)?」 ラウ「えっと…、ウチの組織は仲間内での喧嘩はダメじゃないですか、ボス」 ハク「うん、ダメだね」 拓斗「苅里が〝そっちが先にやったんだからね?″って言って刀を何十本も作って来人をいじめた奴らを刀で壁に貼り付けにしたんだよ。」 ロイ達「……」 ラウ「そうしたらそいつらを結界に閉じ込めて酸素を薄めて生きるギリギリに調整して謝らせたんだよ。聞こえる声で言うまで何度も言わせて、聞こえると結界から解放して今度はさっきの刀で地面に縫い付けて目ギリギリに氷の先端を向けてそのままゆったりとした足取りで当時の隊長を呼び出して事情を話して謝罪させたんだ。」 拓斗「ちなみにそいつらは今でも苅里と来人見ると逃げます…」