気が付いたら〜189〜

黒・白「苅里、こっちこっち」招かれて行くと、2人が持っている部隊が手合わせをしていた。
黒・白「みんな〜!苅里が来たよ!教えて欲しい人は手をあげて!」
ほとんどの隊員が手を挙げた。                       苅里「…まあ、別にいいけど」
下に降りて通常の手合わせをするように言ってしばらく様子を見た。
苅里「…大体わかった。黒、隣の部屋は空いてる?」
黒「空いてるよ」
苅里「隊員の半分は私が見るから、もう半分は黒と白が指導。90分後にもう半分を見る。」
黒・白「分かった。」
苅里は自分の手が肩に置かれた隊員を隣の部屋に連れて行った。
90分後。交代をしてまた指導をした。
また90分経つと最初の場所に隊員を集めて手合わせをしたら動きが良くなったとお礼を言われた。隊員の中で特に動きの良くなった3人を選び、それぞれ直に手合わせをした。それが終わるとその3人は羨ましそうに他の隊員に見られていた。
黒・白「苅里ありがとう。もうお昼だけど食堂で食べる?」
苅里「ん。そうする」
3人で向かうと他の部隊の隊員からもお辞儀をされた。普通にしていいと話し、3人で食べようとすると、
セツ・ユキ「一緒にいい(かしら)?」
苅里達「いいよ〜」
5人で食べることになった。
セツ「苅里は午後どうするの?」
苅里「少し書類をしたら他の部隊に行く。どこに行くかは決めてない」
ユキ「だったら俺たちの部隊に来なよ…。姉さんもみんなも喜ぶ」
苅里「了解!終わり次第向かうからよろしく」
食べ終わると先に席を立って食堂を出ようとするとリュウと鉢合わせした。
リュウ「もう食べ終わったの?」
苅里「うん。書類をやったらセツとユキの部隊に行ってくる。書類午前中に終わらせたよね?」
リュウ「……」                              苅里「終わらせてないの?そんなに枚数ないはずなのに?」
リュウ「あはは…」
苅里「…ッチ。リュウの部隊!午後の1時間こいつ借りるから自主練!」
リュウの部隊「どうぞどうぞ」
リュウ「薄情者〜!」
苅里「昼食べたら速攻書斎に来い。来なかったらまた名前呼ばないからね」
リュウ「!!」
1時間後リュウの書類を終わらせると別れた。部隊に来てと言われたので後で向かうことを伝えた。
苅里「セツ、ユキお待たせ」
セツ・ユキ「いらっしゃい…」
隊員「お疲れ様です!」
苅里「お疲れ様!私は何すればいい?」
セツ・ユキ「私(俺)達と喋ろう?」
苅里「指導は?」
セツ「午前中に終わったから自主練習」
ユキ「今日の任務について振り分けの意見を聞きたいから…」
苅里「そういうことならいいよ。隣の部屋でしようか!」
セツ・ユキ「分かった(わ)。みんなは15時まで自主練習したら解散ね?」
隊員「分かりました!」
そう指示すると3人で隣の部屋で振り分けを見た。今日は小規模のようなので部隊を3つに分けて行うのだけれど、それぞれの隊長の候補が2人ずついるというので相談した。                                1時間ほどで打ち合わせが終わり、後の1時間は雑談をした。15時になったので隊員に挨拶をしてリュウの部隊に行った。自分の部隊でもあるが、ほとんどをハク達といたため、隊長でもあるが非常勤ということに今までしてもらっていた。主にリュウがベタベタとしていただけだが、隊員の指導はちゃんと行って、17時には解散した。