タイトル2母子手帳

【母子手帳】ならきちの泣き虫妊婦生活記②

妊娠を産婦人科で確認した翌日、母子手帳をもらいに行くために散歩がてら区役所に赴いた。

医療機関で妊娠が確認できたら、住民票をおいている自治体に「妊娠届」を提出することになる。このとき、自分の情報だけでなく、お腹の子の父親の情報も記入することになる。

まだ入籍していなかったため、苗字の異なる男の名前を記入し、「えーと、あの人、誕生日いつだっけ?」「あれ?電話番号は…っと…」とあたふたする私を、区役所の職員が心配そうに見ていた。

とはいえ、妊婦への対応に慣れているようで、「妊娠おめでとうございます!」とニコニコ一緒に喜び、体調まで心配してくれ、「入籍はするの?」「産む病院は決めたの?」とたくさん質問された。(ちなみに女性でした)

妊娠届を提出してもらえたもの

もりだくさんの配布物。母子手帳やマタニティマークだけでなく、地域に密着した情報もたくさん。ピンクの手提げにまとめてもらった。

母子手帳

検診の結果や出産の様子を記入できるようになっている。産後も、子どもの検診結果や予防接種の記録などを記入するので、長く使うことになりそう。出産・育児の心得も書いてある。自治体によっては表紙がミッキーだったりするようだ。

妊産婦健康診査助成券

特にこれが欲しかった!検診費用をこの助成券でまかなうことができる。助成券の範囲を超える費用は自己負担になる。自治体によっては、妊婦の歯科検診まで助成してくれるところもあるようだ。

様々な項目が助成の対象となっている。

マタニティマークのキーホルダー

妊娠初期はつわりで体調が悪いにも関わらずお腹がぺたんこなので、周囲に気づいてもらいにくい。電車やバスなどの公共交通機関を利用するときに役立つ。たまに席を譲ってくれる心優しい人もいる(私感)。私は近所のスーパーにも、マタニティマークをつけたカバンを持っていった。

交通安全マタニティステッカー

初心者マークのように車に貼って使用。運転者、もしくは同乗者に妊婦がいますよと周囲に伝えることができる。

パパ・ママ応援ショップ優待カード(埼玉県)

埼玉県民にはおなじみ(?)のパパママカード。よくポスターを見かける。加盟店での割引サービスなどを受けることができる。子どもの中学生修了まで使える。妊婦でも使用可能。

どうやら、平成28年4月から、同様の子育て家庭優待制度に取り組んでいる都道府県でもこのカードが利用できるようになったらしい。(※詳しくは、下記の内閣府ホームページをご参照ください)

その他

近隣施設の紹介パンフレットや、健康診査の案内、妊娠生活や育児に関する情報をまとめた副読本などがもらえた。

これらを受け取り、出産予定日についてなどを話していた中で、保険証がないことを指摘される。

このとき、6月中旬。入籍は7月1日となった(仏滅だったけど覚えやすいという理由で提出…笑)。その後、旦那が急いで会社に申請し、旦那の会社の労務担当がスムーズに手続きをしてくれたため、すぐに健康保険証を手に入れることができた。

私は晴れて専業主婦になり、旦那の扶養に入った。実感もないまま苗字も変わった。

おまけ

我が家は俗にいう「できちゃった婚」だが、子どもはずっとほしいと思っていたし、結婚相手もこの人がいいと思っていたので、そこはお互いになんの問題もなかった。

家族も理解を示してくれたし、周囲にできちゃった婚を悪く言うような人もいなかった。きっとお腹の子はみんなに祝福されて産まれてくるので、とても幸せなことだ。

だが、私はなにせ“つわり”がひどいタイプだった。そのため、入籍後にもろもろの手続きを行うことができず、そのしわ寄せが妊娠中期~後期にやってくることになる。

運転免許証、銀行口座、クレジットカード、各種サービス、ありとあらゆるものの苗字を変更していくのはとても面倒だ。

そういう点では、先に入籍しておければよかったかな、とも思う。

そしてこれは個人的なことだが、ニートになりたてでもあった。

失業手当の申請でハローワークに行ったり、国民健康保険に切り替えたり、本来すべきことがあったが、「まぁ貯金もちょっとあるし、すぐに再就職するつもりだし、いっか!」とほったらかしにしていた。せっかくもらえるはずだった失業手当の申請も、“つわり”によって阻まれてしまった

もったいない…。

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