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全国女子駅伝2024 奈良


結果

奈良県代表チーム 41位 2時間26分27秒
大井千鶴 9区 区間44位 35分38秒
※2018年 9区 区間46位 35分31秒

全国女子駅伝の位置付け

全国女子駅伝とは

都道府県対抗の女子駅伝
中学生2名(3区と8区)、高校生3名以上、大学一般の合計9名で構成されます。
ふるさと出場枠(中学高校が奈良県出身で県外の実業団に所属している選手)は最高2名まで使えます。

NARA-Xとしての取り組み

現在、県外実業団に所属している選手は、Canon、スターツ、ダイハツ、岩谷産業、センコーに各1名ずつ所属している。5000mで15分台で走る選手がほとんどなので強力な選手です。
NARA-Xとしては、不足している一般枠を埋めていける選手の準備ということが、毎年のテーマです。

今年の大会に当たって

夏頃から、選手1名以上準備して欲しいとの話が出ておりました。
ここ数年、マラソン特化でお断りしておりましたが、選手層が厚くなったこともあり、大井と相談して、大阪国際女子マラソンを断念して、今年は全国女子駅伝に備えるということで方針が決まりました。
あとは、仮に大井が故障等で厳しくなった場合に備えて、清水を中心に数名準備はしておりました。

駅伝に向けて

懸念事項

プリンセス駅伝やクイーンズ駅伝の結果を見ていると、MGCに出場した選手が、軒並み苦戦しているというデータがでていた。
全力マラソンから短期間で駅伝に対応する難しさについて、懸念事項として指摘されておりました。

11月の長距離記録会

金沢マラソンと奈良マラソンの間なので、当初は出す予定ではありませんでした。一般枠は免除ということではありますが、奈良県代表選考記録会ということもあり、監督やスタッフの皆様に実際に走ってるところを見ていただいた方がいいかな?という判断で強行出場。
10000mをマラソンペース付近で無難に走るというイメージで走ってもらいましたが、不発に終わり、逆に不安材料になってしまいました。

奈良マラソン後

今回の奈良マラソン。100%全力以上の力を出し切っていたこともあり、想定以上に疲労が抜けなかった。
1回目の集合練習は、まずまず走れたのですが、年末年始を挟み、調子が狂い始めました。
1月6日の最終選考トライアルの時がどん底でした。
マラソンペースでも6000m走れない。私も大井もスタッフもかなり焦り出しました。

1週間前

この時点で監督は腹を括ってくれていたようですが、4kmと10kmどちらが希望という希望調査があり、私は10km、大井は4kmと意見が分かれた。
「奈良代表」という重みを大井はこちらが思ってる以上に背負っていた。
それでも最終的には「10km」でお願いします。と監督に私から返事しました。
でも、この時点では、大井にはどちらで希望を出したかは伏せておいた。

4日前

この時点で初めて、10km走るつもりで準備しておくように伝えた。
4kmはない。10kmダメな時点で控えだから、腹括れ‼️
そこでようやく前向くしかないところに無理やり持って行きました。

2日前

ミーティングでオーダー発表。
大井の名前が9区にあった。
私は一安心。そして責任を感じる。「奈良のために」

前日

コースの試走を鞍馬口から平野神社までと西大路五条から西京極まで。
その後、治療院に連れて行き、最終メンテナンス。
そして開会式。
オーダー発表。
予想はしていたが、タイムだけ見たら、47番目の選手。
選手もプレッシャーですが、私もプレッシャー。
そういうところは私が見せると、選手に伝わる。「子は親の心を映す鏡」
できるだけ明るく振る舞うも、ホテルの部屋に帰ってから、何度も吐く。
全く寝れない。30分に一回ぐらいトイレに座る。

当日 スタートまで

6時に集合で、朝練習?散歩?
選手が戻ってき始めた6時半ごろから、メインスタッフの皆さんが慌て始めていた。アクシデント発生。
詳しいことを聞く前に、7時半にホテルを出発して、中継所へ。
あっ。朝ごはん食べるの忘れていた。。。

レース

中継所到着

9区の第8中継所は、3区中学生の第2中継所と同じ場所になる。
NARA-Xは駅伝をしないチーム。
駅伝のノウハウがない。去年まで駅伝をしていた大樽にサポートスタッフの補助として来てもらった。かなり助かった。

スタート

1区の西川選手はスターツ所属。うちの清水と元チームメイト。
清水には1区の応援と表裏になる大井走る9区のコース上に立ってもらった。


耐えてる

当初の予定からすると3名も入れ替わるアクシデントがありながら、35-6位で耐えている。去年42位ですからね。みんな助け合っている。
それが駅伝のいいところですね。
36位でアンカー大井がスタート。34分半で30位台で耐えてくれ。。。と思いながら送り出した。


やり切った

やり切った。が、力が足らなかった。
NARA-Xは県内唯一の実業団。クラブ型とはいえ。
県代表という場面では、結果は出さないといけない。
悔しいですが、まだまだ、これが現実。
出て満足ではいけない立場。
強い選手は県外に出ていく。
県内にいる私たちが、普段は記録会等で、中高生を引っ張っていかなければいけない。憧れられる存在にならなければいけない。
マラソンチームだからというのは言い訳に過ぎない。
また一年後に向けて、対策を練ります。

応援ありがとうございました

奈良県チームへの応援ありがとうございました。
前回出場した6年前。わざわざ京都まで来てくれた人はほとんどいませんでした。
でも、今回は少なくとも20名は来てくれました。
また、SNSでも、話題に上げてくれている方の数が、比較にならないほどの人数。
偶然、NARA-Xと繋がり、今回の駅伝を見ていただき、偶然、知人の中高生が走っていた。という方もおられたようです。
陸上選手。特に奈良県の選手は、観てもらうことに慣れておりません。
今回、観てもらえたということで、ひょっとして、将来、NARA-Xに来て応援してもらいたいという選手が出てくるかもしれません。
皆様の応援は、変革の第一歩を後押ししくれました。
感謝いたします。



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