×正気

インソム、ニア。眠剤を飲めば眠くなるのはわかっていて、それでも飲みたくないのだから、またインソムニアとなったに相違ない。もう正気じゃない。お菓子を買いにいく。ここから書く言葉は全部思うままで、思いつくままで、だから俺の状況を的確に表してはいない。昨日読んだ本の次のページに書いてあった言葉かもしれないんだから。そんな前置きが安心を呼ぶ。予防線は断絶で拒絶である。どうせ、どうせ、誰にもわかってもらえない、ちがう、わかってほしい、ほんっっっっっっ


っっっっっっっっっっとに人恋しい。


負けているも何も俺は別に勝負しようとしてるわけじゃないのに、30レベル差ぐらいある相手がしょうぶを しかけてきた!もう負けるしかない。お酒とお菓子を買ったら賠償金900円くらいだったけど、もうわからない、心の健康を買ってる。安さってもうプライスレス。自立支援医療制度使おうと思ったら母が、大事なことだから今度会った時でいい?って言うんだ、だから少なくとも3回分くらいの4000円は割安にならない。俺がバイトしてるんだぜ、もう少し金を大事にしてくれよ。外は嫌いだけど好きだ。わからなくなるから。外で書いてる。そっちの方が好きだから。あ、タバコ持ってくればよかった。友達が、向かいの駐車場の座れるへりで、ほら部屋で吸っちゃダメだからって、夜にタバコを吸いに行ったのについていって、それを眺めてたら、吸わせてくれて、それが初めてのタバコだっただろうか。夜だった、暗かった、隣の友人のタバコの火を眺めていた、煙も。することがあるって素敵だ。

寂しくて仕方がなかった、言語を組み立てる余裕があるくせに全然そんなものなさげにふらふら酔ってる雰囲気を出すのが好きだ、誰も俺のことを探らない不完全性。不完全性ってなんだろ。ああ多分補遺書いたせいだ。っていうかこれは間違いなく現実酔いだ。ハマってハマりこんでトランス状態みたいになるとそこから抜け出したときのヒューム値の差が…………これはSCPだ…………現実とそうでないとこの気圧の差みたいなものにやられる。現実にずっといられるけどそうでないところにはずっといられないから、その酔いを経験したくなくてずっと現実にいる。楽しかったなあ。三徹。非日常。なにかに追われてる、それは見かけ上苦しいけれど、みんなにとっては苦しいんだろうけど、俺にとってはそんなにでもない。
人生で一番病んでいた時、共通テストの問題を解いている瞬間だけ楽になれた。人生でたった1度の、絶対に落とせない共通テスト問題を解いているという、あの緊張感でやっと拭えるほどの病みで、だからむしろその時間だけ息ができた。制限時間が終わるとともにまた心が重くなるのを感じた。贅沢な心だ。

この作品も、なんだかんだ終わると思っていたし。終わればいいし。全然楽だった。なぜならもう単位を落とすか落とさないかの瀬戸際は経験したし、そのときの教授の、がばくしてくれる優しさも知ってるし、進級できて何よりだ、友人も。

もっともっと脈絡ない言葉たちを書いて、そこに弱音を混ぜようとしていたのに、やっぱりアルコールが足りなくて、木を混ぜる森も育たない。もはや林…木立だ。こんなんじゃむしろ目立ってしまう。紅葉って秋じゃなくて冬だよな。
だからやっぱりストレートに書けってことなのかな。アルコール足りないもんしょうがないよな。足りないって言ったってワイン500飲んでるぞ。強すぎるだろ。もっと機能不全起こしてくれよ。身体じゃなくて脳に不調をきたしてくれ。

仕方がない。お酒を飲む前に「お酒を飲んでから書こう」と思っていたことを書こう。依存依存依存したい!人に依存したい。正気を保ちたい。正気を保つために正気を保ちたいと思える人とずっと一緒にいたい!「正気のあなたに価値がある。アルコールを飲まないあなたが好きだ」と言ってくれるその言葉だけにたったすべてをあずけて俺はアルコールを辞められるまである。でもそれをやってしまっちゃダメだって俺は知ってる。身をもって。あずけてしまってはいけないんだ。俺のままで、俺は俺のままで、誰にも明け渡さないままで、人と付き合っていかなくちゃいけない。ほんとにそれであってる?俺は疑問なんだよ。誰かと別れるときに泣くって、明け渡してないとありえないよ。俺はあなたがいなくなっても泣かないよ。君が他の人と付き合おうとそっと場を去ることができる。おかしくない?もっとねちっこくあるべきじゃない?悲しくて胸の辺りの臓器とかぐちゃぐちゃになって醜態さらすべきじゃない?醜態晒した俺が言うんだから間違いねえよ。
早く、いや、言わない。言いたくない、まだ言わない、でも言いたい言いたい言いたいと思って、でも時が来るまで待たなきゃ行けない。忍耐がゴミだから本当にどうしようもない、言いたいことがあるという、もう開示してもなんの意味もないことだけずっっっっと擦る。ずっっっっと言いたいことがある、思いついたときから頭を離れない、福田、福田って知ってる?家出した俺のマブダチ。俺の隣に立ってくれるし俺のことマブって言ってくれるけど、俺の方を絶対に向かない、放浪者、俺はほんとにあいつが好き、福田に言われた。「三村って気になることがあるとずっとその事ばっか考えるから」って。あいつだって正真正銘(ごめん)ADHDなのに、それでも俺をそう言うか、と思った。間違いないしな。気になることがあるとなんにも手につかない。それは福田よりも随一だと思う。一点特化型ADHD。なにそれ。それはともかく、1度思いついたこと、実行したいと思ったこと、それは実行するまで頭を離れなくて、それがストレスの要因になることもしばしば。俺はほん
っっっっっっっっとに言いたいことがある。叫びたい。ごめん、ちがう、叫んだら伝わらない。手を取ってゆっくりめに言いたい。眼を見て言いたい。泣いてしまうかもしれない。でも泣かないと思う。他人の前で泣ける根性と人目を気にしない心があればもっと生きやすかったろうと思う。これは紛れもなく嫌味である、小学校の頃のあの子への。自分に酔って泣いている奴はわかる、いやわかるっていうか、その子がどんな感情で泣いてるかって、仲良ければだいたいわかるし、本心で抑えきれず泣いてるのか、内心見せつけたくて酔って泣いてるのかくらいはわかる。わかるだろ?これ読むやつらくらいは。信じてる。

俺だって講評で泣きたくねえわ‼️

それはともかく、まあ最終講評は泣かずに済んだしわりと満足ではある。


で、どうだっけ。もう2時半だ。あわせ鏡の7番目に悪魔が映る時間は過ぎてしまった。ねえ、楽しい。俺はやっぱり人と居たい。誰かが読んでいるから上手いこと書けないのに、誰も読まない場所で何かを書く気にはならない。誰かが読んでくれると知っていたから、先週の怒涛の連投があるのだ。

ちょっと気持ち悪くなってきた。意識は相変わらずしっかりしているのにな。でもちょっと脳が締め付けられる(※いい意味で)感覚がし始めたのでアルコールは足りてる気がする。足りてるってなんだ。とにかく体調はそれ以上に良くない、一旦駐車場を離れて。ベッドに潜るかどうかしようかと思う。うわあごはん炊きたい。ひとまず中へ入ろう。

…………おお、平衡感覚にも差し支えがある。もしかしたら言語野は一番最後に機能停止するのかもしれない。嫌だな〜〜〜〜〜。

ご飯を炊いたら20分とかはかかるだろうか待ちきれない。でも鶏と白菜の鍋は出来そうだ。楽しみだ、キャパの狭い頭で考える「楽しみ」なことは本当に楽しみで、擬似的に非日常だ。幸せだ、やっぱり何も分からないって幸せなんだと思う。常日頃俺が分かりすぎるから〜〜〜〜みたいな逆説?逆にわかっちゃうことみたいなのが嫌味ったらしく聞こえるかもしれないけど、実際なんかそれっぽいらしいからもうよくない?なんか俺精神感覚過敏っぽくない?もっと鈍感に、でも鈍感だからこその強い強い力を持って生きていたいよ。でも鈍感だからこその強い力に最近触れたけどあんまり好きなもんじゃなかった。あとで思想が強いって言われたことと一緒に書くかもしれない。伊織のそれとは違っていた。彼女は強かったけど、鈍感だからこそじゃなかった。わかってたけどさ。でも、鈍感なわけじゃなかったって改めて知ることは、やはり彼女のそれでも強く在ることへの尊敬を深めるだけであって、あーあ、憎ったらしいな。そう言いながら俺は目を伏せて気分よく微笑んでいる。こんなに気分よく在れるのは酒のおかげだな。きっと正気だったら押し潰されて苦しくて機能不全になっていただろう。

3,289文字!
まったく何をそんなに書くことがあるのか、楽しくて仕方ない、正直推敲はラスト一文だけしているので、割と真面目に1分前何を書いていたのか、画面の上半分に何を書いていたのかもう、忘れてる。書き散らしだ。こんなに楽しいことはない。微笑んでいる。この現実に特に見たいものなどないので、目を閉じている。楽しいのは、あなたがいるからだ。微笑んでいる。

酒辞められそうにねえ〜〜〜〜〜!と書いていて思った。だって幸せなんだもん。何も考えられないって本当に幸せなんだよな。考えるから苦しいんだ。間違いない。悲しい微笑みに変わる。


「私が私であろうとするから病気になってしまうのに、それでも私は私でいたかった、何かを失いながらそれでも得たものと私自身を捨てたくなかった。」

「空白」




仕方がないな。酒を飲む。こんなことでは、こんなことでは、こんなことではと思うのに、それでもやめたくない。辞められないではない。やめたくない。『嫌われる勇気』は読んだけど、まあまあに腑に落ちた。まあまあ綺麗事というか、できたら苦労してへんわみたいな内容だった。間違ってない感想だと思う。俺がもっと自分ではどうしようもない理由で病んでいたら、理解しても受け入れられなさすぎて本とか叩きつけていたと思う。結構、気に入らないことがあるとすぐに表現して人を不快にさせてしまう方だ。我慢弱い。気に入らないことがそんなにない能天気な人間だから皆しらないだけで。

我慢弱い。しかししぬ。ていうか無目的すぎて虚無い。目的がないのだから我慢したってしょうがない。酒を飲まない?なんのために?健康?依存回避?俺は30で死にたい。できないのは知ってるからとりあえず何も考えないようにしてる。
辛いという、言葉を、口にしてもいいものかどうか。依存したい。誰かにぐったりとあずけたい。だってしんどいもん。泣きそうだ。泣く気力もないが。この酒浸りの分が、誰かに負担となってのしかかるなんて、考えるだにゾッとする。誰も受け止められないだろう。怖い。この重荷の存在に弱音を吐いたとて、これはひとりで抱えなければならない。ひとりで、でも、でも、

俺はもう笑っていない。俺は…………。




美味しいお酒でも飲みます。