2024.05.22


読んだ。




俺と善良な悪魔は、例に漏れず合体した。
可哀想な悪魔は、今日も喋っている。
理由や出自はわからないが悪魔はいる。そういう視座を持てるのはよい。スキーマだの、認知の歪みだの、小さい頃の自分と言われても、なかなかしっくりこないものだから。因果など、恣意的だ。マインドフルネスは、想像以上に気力がいる。無意識の思考まで追いかけるのが、ひどく疲れる。頭の中の川を流し続けるのも、地味に疲れる。
その実、悪魔は、よい。そこにいるのは自分かもしれないが、いったん、ひたに、悪魔だ。







2024.05.22 水 午後 7:51 ・ 9分 23秒

00:05
いたたまれなくて外へ飛び出した。

00:28
ずっとどうすればいいかわからない、何かを作らなくちゃいけないのに、

00:41
何かを作らなくちゃいけないのに。自分の中の声が自分を苛むから、何も作ることができない。

01:02
私は食っていけるのだろうか。私は私の能力を売ってお金にすることができるのだろうか。
波があるというこの性質が、かつて部活の顧問に注意された。この波のある性質が ダメな時は本当にダメになってしまう性質が、社会でやっていくには本当にダメな資質なのではないか。数値にブレがあると、大事な時に任せられないんだと。

01:33
ダメでダメでダメでダメでダメな資質なのではないか。

01:43
私には絶対に無理なのではないか。企業から見たらこんなもの取るに足らない。未来への資質がない。
仮に採っても育たない。

02:19
ダメでダメでダメダメな自分。人に見下されて、 希望がないって思われて、嫌われてる自分。

02:42
どうせダメなんだ。どうせ下手なものしか作れないんだ。どうせ。

03:21
どうせまた教授に嫌われて終わりなんだ。

03:35
どうせまた教授の意に添えないものを作れなくて終わるんだ。教授は 本当にプロの…プロ中のプロみたいな、現場で活躍してる人だから、その人に認められないということは、私の作品は世間に認められないということだ。

04:17
そしたら生きていけなくなってしまう。私の作品が世間に認められるレベルに達しなかったら、私はお金をもらえない。
生きていけなくなってしまう。力が欲しい。誰が見てもあっと驚くくらいの

04:39
綺麗なもの、説得力のあるもの、面白いものを作れなくては。作れるようにならなくては。

04:51
誰に見せてもあっと驚くような完成度の高い作品を作れるようにならなくては。
そうしなければ、私は生きていけない。

05:13
就職が怖い。生きていけなくなることが1番怖い。ご飯に困るようになったり、節約するために考えることが増えるようになったり、 家ももっと狭くて居心地の悪いところに移り住まなくちゃいけなくなるかもしれない。

05:46
とても困る。それは本当にとても困る。そうしていろんなものが私を少しずつ蝕んでいった結果、 私はまた鬱を再発して、またお仕事や学校に行けなくなって、

06:10
どんどん人生が苦しくなって、生きていけなくなってしまうかもしれない。私もまた生きていけなくなってしまうかもしれない。


06:32
生きなければならない。生きるためには能力が必要だ。
みんなに必要とされる社会の一部になれるだけの最低限の能力が。デザイン力が。何かを作る力だ。私は何かを作ることによって、その作品でみんなに認められなければならない。

06:57
みんなに認められなければならない。みんなって誰だ。全ての人だ。
ターゲットにした全ての人に認められるぐらいのものを最低限作りきれるような能力が欲しい。能力がなければならない。そうでなければ私は食いっぱぐれてしまう。死んでしまう。苦しくなってしまう。
不特定多数の、名前も顔も知らない人に認められ、

07:46
名前も顔も知らない人に認められなければ私は生きていけない。そんな図式が出来上がっている。

07:59
とても苦しい。

08:13
お金が足りない。お金が足りない。どれだけあってもきっと足りない。安心できない。安寧が欲しい。
私はただ、安らかに眠りたいだけなのに。私はただ、明日生きていけるか心配しないで、 幸せに眠りたいだけなのに。私はただ、この心の声になくなってほしいだけで。

08:41
多くは望まないから。とにかくこの不安がなくなればいい。やりたいこととか、正直できなくても構わないから。ないから、んなもん。
とりあえず明日も生きていけるお金はある、食いっぱぐれない、という保証が欲しい。安全が欲しい。安寧が欲しい。静かに生きていたい。








ばかだなーとおもう。本気に、するな、いつものことだ。

美味しいお酒でも飲みます。