見出し画像

おしゃべりで世話焼きの、しっかりおばさん〜アンを取り巻く人々 第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き <第1回目配信プログラムより>

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸

3月5日(日)10時から、2週間(3/19)まで、スマホでお楽しみ頂けるツイキャスプレミア配信、声のドラマ『赤毛のアン』<作:L.M.モンゴメリ 訳:村岡花子 講談社(2022)>の聴きどころ、その魅力をお伝えしたいと思います。

// …榛の木がしげり、釣浮草の花が咲き競い、ずっと奥の方のクスバート家の森から流れてくる小川が横切っていた。//

… なんとも美しい風景描写です。『赤毛のアン』の魅力の一つはこうしたカナダのプリンスエドワード島の美しい風景描写です。これも、アンの空想力に掛かると…素敵な名前がついてしまうのですが(笑)

第1回目のプログラムについて、少しずつお話してみたいと思います。今日はまず、リンド夫人について。

第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き

章題の、レイチェル・リンド夫人は、家事を完璧にこなし、町のことはなんでも知っている、しっかりおばさん。家の中は完璧!でも、お喋りで人のことが放っておけない、世話焼きな人で、マリラとは性格も違うが、昔から仲が良い。もちろん、マリラとマシュウのことも昔から知っているのです。

アヴォンリーという小さな半島にあるこの町の出来事は、なんでも知っているし、知っていなければ気がすみません。

ここでも、マリラがマシュウと話をした上で、孤児院から男の子を引き取る話しをすると、自分に相談もなく決めたことがどうしても気に入らないで(頼りにしてほしいのです)、あれこれ心配事をマリラに言います。なにか問題が起こっても知らないわよ、と。ちょっと困ったひとの感じもしますが、ところが悪い人ではありません。このお話の中での大切な登場人物です。なにしろ『赤毛のアン』の最初の場面、オープニングに出てくる人、このリンド夫人に幕開けをして頂くのです。


現代では日本でも、なかなかこういう人は身近にいなくなりましたが… どうですか?今なら、うるさがられてしまいそうですが…こういう ”おばちゃん” は、ご近所にいませんか?

リンド夫人は、馬車で町を出てゆくマシュウの姿を見つけると、いちはやくマリラとマシュウの家に『何か起きた』ことを察知して、マリラに会いにゆきます。

すごいアンテナですよね!

ということで、…元気なリンド夫人に、ぜひ会って下さい♪
次回はマシュウとアン、プリンスエドワード島の風景についてお話しします!

˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚

˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚

<関連記事> ツイキャスに登録する… どうやるの? 配信チケットはどうやって買うの?

<関連記事>フライヤーが出来ました。 『赤毛のアン』村岡花子訳 ツイキャスプレミア*朗読配信

˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?