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花子とアンへの道 〜本が好き、仕事が好きひとが好き村岡恵理 編

皆さんこんにちは、長浜奈津子です🌸

花子とアンへの道 〜本が好き、仕事が好きひとが好き 村岡恵理編 

精神的な強さと美しさ…聡明さ。それが根となり、きめ細やかでやわらかい、しなやかな日本語で『アン』という大輪の花を咲かせた。

しなやか、とは折れない様。

薔薇の鉢の継根に使われるのは、野薔薇の根です。土に植える薔薇も然り。土の中で目にみえない根に、強い魂が宿っています。

情報が簡単に手に入らない時代、村岡花子さんの大きな情熱と意志、愛と希望が日本へ『赤毛のアン』を届けたのでしょう。

この本を手に取って頂きたいので、内容にこまかに触れませんが、花子さんの翻訳家としての、家族人としての人生を美しい写真や文章で綴られた素敵な一冊です。深い孤独を抱えながら、つよくやさしくしなやかに生きた、花子とアン。それを体感できる御本です。

<アンの人生の新しい一歩は、祝福されたものではなかった>

アンは両親を亡くし、当時は劣悪な環境の孤児院にいました。
そして男の子を必要としていたマシューとマリラの家に引き取られます。

必要とされない子

体ひとつで、新しい人生に一歩踏み出したアンは、ここでも必要とされない子として迎えられますが、マシューとマリラに受け入れられて、生き始めます。

戦火の中で翻訳されたという、この『アン』とともに、つよく希望をもって生き抜いた少女たちが、今の日本の土台を作ってくれた世代の女性たちです。

わたしも早く、アンに会いたい。戦後復興の時代の女性たちの『夢と希望の象徴』だった『赤毛のアン」。2023年、このコロナ禍や社会不安の中で頑張って生きている私たちの心へも深く届く作品です。この時代に、アンの瑞々しい息吹をお届けしたいです。

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最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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