js-STARの教科書 XR+対応版 #49 〜9.ユーティリティ(9) データマージ
9.9 データマージ
2つのデータを結合(マージ)するためのユーティリティです。
同一の集団に対して複数回にわたってアンケート調査を行った場合、回収したデータを1人1行の鉄則で入力するためには、回答者を番号や名前などで特定する必要があります。人数が多く、それぞれの回で未回答者がいると、回答者を一致させる作業がとても煩雑です。
このユーティリティはキーとなるデータ、例えば番号や名前をもとに、2つのデータを1人1行の鉄則で結合することができます。
■画面構成
<データ入力エリア>
テキストエリアレイアウトです。2つのテキストエリアが上下に並んでいます。半角スペース、カンマ、TAB のいずれかで区切られた数値データをデータ入力エリアに入力します。表計算ソフトなどからの貼り付けが簡単です。
<結果エリア>
分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。このエリアの下部には、Rプログラムエリアがあります。
■使い方
1列目が2つのデータを合体するためのキーとなるデータです。
キーデータは数字だけでなく文字もOKです。
それぞれのデータにキーが見つからない場合には、NAを出力します。
補足:
結果が出力されない場合はエラーが発生しています。エラーの多くは、2つのテキストエリアに入力されたデータが行列形式でない場合です。
表計算ソフトなどにあらかじめ分析用のデータが入力されているとします。0. 手法【データマージ】を選択します。
1. 「データ行列(参加者×変数)」の2つのテキストエリアにデータをコピペします。
2. 【マージ!】をクリックして結果を出力します。
3. 結果を保存します。
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