大人の歯列矯正備忘録~④ほっぺた戦線

矯正の装置をつけて、口内炎ができるだろうなと心配があったけれど、傷ができたかもと思ったら即薬を塗ることで、痛々しい口内炎にはまだ見舞われずに済んでいる。

最初の説明を聞いて、初めてわかったことといえば、ワイヤーの端のこと。
ワイヤーがまっすぐになろうとして歯が動き、その移動するにつれてワイヤーの端が少しずつ装置から出ていくという。構造を知れば至極納得のことなれど、端が飛び出てきたらチクチクとほっぺたの内側を突いてくるのか……

しかしてワイヤー、はみ出てきたのかどうか、指で触ってわかるほどの変化はないものの、ちくちくとはしていて。
ある時不意にしゃべる途中で笑ったら、笑った位置でワイヤーがほっぺたに引っかかり、ほっぺたを釣り上げた!

いたたたたた!!!

それはまるで釣り針を引っかけられたような感じ。ハタから見れば何の変化もないくらいの小さなことかもしれないけど、当人としてはほっぺたがぐいーんと釣り上げられてる感覚で、マンガじゃあるまいしと思うものの、無理に戻せば傷がつくかもしれない感触で慌てるばかり。

食事中であれば、まだ手も洗ったり消毒したばかりだから咄嗟に口に手を持っていってはずせるのだけど、このマスクをしたまま過ごす日常では簡単にははずせない。
なんとも難儀な時代すぎる。

最初に引っかかって以来、ちょっとした笑いどきや食事中に引っかかることはあるけれど、歯科へ行って端をカットしてもらったことはない。
年末年始のお休み中に、この釣り上げが起きないように、大人しく食べたり笑ったりするようにしたい。

そんな小さな願いを吹き飛ばすくらい、ご長寿クイズで大爆笑したばかりなんですけどもね!
いや~天才すぎる。
何色?って聞かれて「リオデジャネイロ!」は一生出せないわ~

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