大人の歯列矯正備忘録~①清水の舞台から飛び降りたものの

矯正は何年も前にかかりつけ歯科医に勧められ、お金とか人生設計とか、いろいろ理由をつけて先延ばしてきたもの。
それをえいやっ!と覚悟を決めたのが2年前くらい?
なのに、「では虫歯をまずは治しましょう。虫歯ゼロにしないと始められないから」と、矯正できる状態までに月日が経過し……

そのうちにコロナ禍がやってきて、日頃行かない場所へ出向くことが憚られてまた微妙に延期しつつ、やっと一時落ち着きかけた初夏に矯正歯科訪問。

まず上の歯から矯正を始めることになり、抜歯前の検査を受け、いざ右上4番を抜歯。その数日後に左上も同じく抜歯。
令和の時代になっても、AIによる複雑な学習ができるようになっても、歯を抜くのはペンチなんだなぁ……と。
ぐいぐいぐいーっと顔を揺さぶられながら、(マフィアもこうやって抜いてるのかなー)とか思考も変な方向にいってしまうぐらい、原始的なものでした。
もっと都会の最先端は、違う抜歯があるのかもしれないな。

いざ抜歯をしてみて、痛むかも腫れるかもというドキドキはあったものの、それほどつらい思いはせずに済みました。
最初の抜歯のあとは、血の味がしても我慢してうがいを控え、抜いていないほうで食事を噛むようにして。歯磨きも恐る恐る……抜いて1週間くらいは血の味がときどきしていて、3日目くらいからは抜けたところがかゆくてかゆくて!ケガの治りかけと同じことだと言い聞かせて、ベロでも触らないよう必死に言い聞かせて。
そのあとの次の抜歯は1度経験したおかげか歯の状態も違ったからか、回復も少しだけ早かった気がします。かゆみも出現しませんでした。

そうして両方の抜歯が終わり、いよいよ矯正器具の装着へ。
もうここまで来たら引き返せないとは思ったものの、どんどん緊張が高まっていくのでした。

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