大人の歯列矯正備忘録⑨〜次の段階へ

大きく動いたなぁと思ってから、しばらくバタバタして写真でちゃんと見比べていなかったけれど、日々鏡で見ていたイメージよりもぐっと動いていた。

その結果、隠れて後ろ側に重なっていた歯を、他の歯と整列させる段階へと進んだ。
これまで隠れて見えていなかった歯に、半年以上が経過してブラケットがつき、ついにワイヤーが引っ掛けられた。

しかし、この新たな展開が、また食事の苦しみになってしまった。
上と下の歯と歯が当たるたびに、上顎全体が響き、噛むことがしんどい。
枝豆のような粒っとしたもの、顎で潰して飲み込めるものじゃないと丸のみになってしまう。
夏バテ熱中症にも気をつけながらの日々に、楽にご飯が摂れないのはなかなかに悩ましい。

痛むのも最初の1週間くらいだということは、なんとなく経験でわかったので、それほど恐れなくなったことは成長かもしれない。
でも、まだ道半ばなのだ。
ここから下の歯との噛み合わせ、完成への調整のほうが細かく苦しいような気がするし、事実ここからのほうが食べにくくなると聞いている。

今さら逃げようもないし、とうに覚悟の上ではある。
さらにはオリンピアンの中にも、歯科矯正しながらメダルを取った人が何人かいた。
インタビューやスロー映像で見かけては、恐れ入るばかりだった。

だから、自分もできる。
つらいことは、ある。
逃げるとか戦うとかじゃなく、正面から付き合って行く。
そのためにどうするかを考えていこう。

あと、最近歯ぐきが弱々しくて歯みがきが手緩くなっている自覚あり。
これも見直して、初心できちんとやっていこう。
本末転倒にならぬように、自分のためにやるものなのだから。

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