友情

ポニーリーグでは広澤克実杯として、全国各地の連盟の代表選手を選出し、合同チームでの大会があり、そこには日本のポニーリーグの代表選手を選出する選考会がある。
その為に各地区での選考会があるわけだけど、各チームから推薦された選手がその場で組まれたチームで試合に挑む。

関東同士だったら顔見知りもいるだろうけれど、今回の選考会では岡山からの選手が2名、関東での選考会に参加する形となっていた。
理由としてはチームがポニーリーグへの加入時、既に所属の関西連盟での選考会が終わっていたのだ。
どうにか挑みたいという意向を受けて門戸を広く開くポニーリーグとして関東連盟での選考会の参加という形となった。

選考会は朝の7時半に開会式。当日入りなんかは当然無理ということで宿泊して挑んでいる。そういった覚悟もある中での挑戦となった。

そんな彼らの入ったチームは試合でも大きな声掛けがあり、プレーを讃えていた。
声を出している彼らは前から人懐っこく自分に対しても積極的に声を掛けてくるような明るい選手たちだ。

試合の中でのヒットした選手のポージングが気になったので聞いてみた。すると、岡山からの参加選手の名前から連想し、サッカー選手のポージングをモチーフにしたものであると。

お互いにポージングで応え合う様は普段のチームとは違っていて楽しそうにも見えた。
今回の選考会、見知らぬ土地、知らぬ選手たちと挑んだことはどんな思い出が出来ただろう。

積極的に盛り上げていた彼らの中には惜しくも選出とならなかった選手もいるが、彼らの方がますます好きになった。
これからもその明るさと楽しさと人懐っこさと、勿論野球の活躍とを応援したくなる場面だった。

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