三者三様 専門性の違い

私は現在施設を2つ担当しています。

そのうちの1つの訪問診療同行であったことを書き残したいと思います

ある患者さんの食事量が低下してきたので普段調整服用の経口栄養剤の服用回数を増やすかどうかという話になりました。(在宅酸素の量も増えてきている)

施設からの情報で摂取時に下痢することが多いという情報がありました。


看護師→栄養剤を薄めて摂取させてみよう

医師→吸着剤か整腸剤を追加してみようか? 効果はあまりないかも・・・

薬剤師→栄養剤の種類の変更と薬剤(ウル〇)の中止を提案


症状に対して各職種のアプローチが違います。これが専門性の違いという事なのでしょうか。それぞれが専門性を発揮し、患者さんに少しでも良くなってほしいと意見を出し合う。ディスカッションをする。これがチーム医療なのかなぁ と思いました。


で、今日はどうなったかというと、処方薬は変更せず、看護師の意見を基に1日2回まで摂取してもらって排便状況を確認した上で、来週に処方内容の検討することになりました。薄めることで量が増えることで飲みきれない場合は薄めず摂取で。

私の栄養剤の種類の変更(製剤学かな? コーヒー味が大好きな患者さんなのでそのことも踏まえた提案)と薬剤(ウ〇ソ)の中止の提案(薬理学と採血結果も踏まえた提案)には、医師も「なるほどお」と納得して頂きました。来週の定期処方時には中止を検討しようと言ってくれました。

薬剤師の専門性は医療の現場で必ず必要とされる。改めてそう思った、今日の出来事でした。




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