韓国映画がアメリカマーケットで認められたということ ~パラサイト~

白人のための賞として批判され、アカデミー会員を3000人増やしたという。

ここで、アジア人が作った映画が作品賞を取る。
ある意味象徴的な、もしくは作為的なものを感じはするけれど、パラサイトは良い映画だし、当然、タイトルに値する映画だと思う。

韓国映画は、名作と駄作のギャップが激しい。
特にパラサイトのように、前提が暗い、バイオレンス描写がリアルな映画は、名作が多い傾向にある。韓国映画独特の世界観だ。
ポン・ジュノ監督の作品は、こういう映画が得意な監督だ。

パラサイトだけが、特別素晴らしい映画だとは思えない。
韓国映画には、同様に素晴らしい映画がたくさんある。
今回の受賞がきっかけで、韓国映画がアメリカで認められることになるということだと思う。

もしかしたら、アジア全体、または、もっと広く世界中の映画が、アメリカで見られることになるのかもしれない。

そういった意味で、今回の受賞は大変なインパクトだと思う。
たとえ作為的だろうと、良い受賞だったと思った。

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