「思っていることを言う」をどうやって実現するのか?

コメントをいただいたので、これについて書きたいと思います。

思っていることを言う、というのができないときって、大抵その場にいる人たちを信頼できないところからきてたりします。

もうちょっと言うと、「この場ではこういう自分でいよう」というのがあって、でもそれと自分が本当に思ってることが乖離してくるんですよね。

人間って常に変化していくので当たり前なんですが、こういうことが起こると、「思ってても言えないなぁ」ということが出てきます。

それは、これ言ったら怒るかなぁ、みたいなこともあれば、どう思われるかなぁとか、自分っぽくないと思われるかなぁとか、いろいろです。


心と言葉が一致すると強いです。自分は自分で生きていいんだな、という感じが強まります。逆に不一致が続くと自分がどんどん弱体化していきます。これは多かれ少なかれ、みなさん経験あると思います。

そして、これをどう解決するかというと、『そこから離れる』ということをします。

これは退職とか家出とかではなく(それでもいいんですが)精神的に別のスペースに行く、ということです。

誰にも侵害されない、気にしなくてもいいスペースを見つけます。

僕だったら、普段のSNS(facebook、ツイッターなど)って「自分ってここではこういう人間」みたいのが出来上がっちゃってるんで、そうじゃない自分を出しづらいんですよね。そうすると「思ってること」よりも「自分ってこういう人間だからこういうことを言う」というパターンの方が優先されちゃうんです。

なので、全然違う媒体で文章書いたりします。プラットフォームっておもしろくて、それが変わると、自分がまっさらになった気がして、新しくなんでも言える気分になります。

こんな風に、疑似的に自分を逃がします。そして、リハビリです。最初のうちはよくわかりません。自分が何を感じてるのか、思ってるのかがわからないんです。なので、どうでもいいこと。目の前に見えるもののこととか、確実なことから書いてみたりします。そうするとだんだんピントが合ってきます。

これが安定してくると、だいぶ強くなってきます。新しい自分が安定してくると新しく出会う人なんかはその自分でいけます。楽しくなってきます。

こういう状態になってから、いままでの付き合いの人と会います。そうすると、「変わったね」なんて言われたりします。そりゃそうだ。変わるための努力をしたのだから笑

こんな感じです。これは、不登校の子とか、うまくいかない先生、なんかにも当てはまると思います。自分が違うアイデンティティで入れる空間を作ります。そこで立て直すことができれば、自分は変われます。

思ってることを言えるようになっていくと、それに共鳴する人が増えていきます。そうすると、人生が楽しくなってきます。

そういう意味では多分、思ってること言えてねーなー、って思ってるときは、次にいくタイミングなのだと思います。

本当はどんな自分でも、どんな変化でも周りも面白がって対応してくれたらいいんですが、人類まだそんなに進化してないので(笑)、自分でそれを確保する必要がありますね。(そういうタイプの人もいますよね、受け入れてくれるキャパの広い人)

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