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なおやん社長の人生~起業編 ②無知の恐怖・無力感~

さて、厚労省からも許可が下り、いよいよ事業スタートです!

…何から始めたらいいの?

そうなんです。
大まかなビジネススキームは理解していましたが、未経験業界であり未経験職種、自ら行動するのは初めてで本当に右も左も分かりませんでした。

求人は前職の繋がりを基に営業掛けたらいっか。
じゃあ、転職者はどう集客したらいいの?

今思うと、凄い見切り発車でよく起業したなと思うし、こんな計画性のない人は他にいるのかと感じます。(笑)
それくらい自由を手に入れたい気持ちが強く、営業マン時代に数字を残してきた変な自信だけで起業したのが僕でした。(笑)

そして、転職者の集客方法をネットで検索してみると、求人ありきの広告手法しか載っていなかったので、とりあえず先ずは求人獲得からしていく選択をしました。

ドキドキしながらも前職でお世話になった人事担当者へ連絡を掛けまくりました。

「お久しぶりですね!」
「独立されたんですか!?」
「是非、遊びに来てください!」

皆さん、快くアポイントを承諾頂け、僕も提案書を用意しワクワクした気持ちで訪問をするわけです。
そして訪問した結果…

求人は1社も獲得できませんでした。

心の中で、
「え、何であかんの?」
「人手不足言ってたやん?」
「他社より安くしてるのに何で?」

勝手に裏切られた気持ちになっていたのを覚えています。
そして、完全に勘違いをしていたことに気づかされました。

会社のブランド、サービスありきの「冨田 直矢」だったことに。


いや~、これは本当にショックで中々受け入れることが出来ませんでした。
表面上の関係性は良好なんですが、ビジネスとなると大手人材会社にお願いしてるからと協力する素振りもなく、昔話だけで面談が終わるのがほとんど。

自分の存在価値を起業したことで初めて気づかされた体験でした。

正に無力感。

B to Bビジネスを少し考えたら、会社対会社で取引しているので自分だけのお陰で数字が上がっていた訳じゃないことぐらいは分かるはずなのに…
と、自分自身の浅はかさに呆れながらも愚痴を吐き、起業して半年経っても売上が上がらない最悪のスタートでした。

結果、1期目で資本金の500万円を溶かす以上の赤字決算。

収入もなければ、寝泊りも事務所か友達の家生活…
正直、もう倒産する寸前でした。

無意識に、周りの人たちに倒産したことが知られるイメージもしました。
心から逃げ出したくなる気持ちで、あの時は焦りを通り越して諦めていたかもしれません。

それでも!
僕の認められたい承認欲求の力が反骨精神へと良い方向に変わり、心を入れ替え貯金を切り崩しながらも2期目へと動き出しました!

続きはまた明日!

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