見出し画像

「他力創発」~人知の及ばぬ危機に対する方法論~(240819)

〇部のチームスローガン
「シン・価値創造~滲み出せ、はみ出せ、出しゃばれ~」
★「人の行動はすべて、目標によって確定される~人が生き、行為し、自分の立場を見だす方法は、必ず目標の設定と結びついている。一定の目標が念頭になければ、何も考えることも、着手することもできない。」(アルフレッド・アドラー「性格の心理学」)
☆8月の目標【第2四半期の中間月。人のつながりを大事にし、声をかけあい、厳しい言葉にも耳をかたむけよう。難しい課題があるからこそ、一人だけ、自分たちだけ、では解決できない。本気で取り組むからこそ、人の知恵と力を借りることも大切。併せて、休暇の予定もしっかり立て、メリハリをつけることで、集中力を高めよう。】 

○第6期ひとよしくま熱中小学校オープンスクールに寄せて


・8月17日(土)は、私も立ち上げから関わっている、ひとよしくま熱中小学校6期目8月期の授業でした。
また7期目募集もかねて誰でも受講できるオープンスクールでもありました。

(ひとよしくま熱中小学校についてはこちら)


・講義の内容は下記サイトにてご紹介しますが、帰省している社会人や学生など若者の参加が多数。口それぞれの活躍や将来への展望、不安などの話とともに、故郷への思いについても語ってくれ頼もしくうれしく感じました。懇親会にも参加してくれて盛り上がりました。
・授業については、
急遽ピンチヒッター登板の立山商店女将の立山まき子さん総務官僚からワーケーションの推進を提唱するフリーランスに転職された箕浦龍一さん
を、先生に、リアル、リモートともに今期最大級の生徒を迎え、笑いも交えた楽しい授業でした。

今回のキーワードは、「人は地域には繋がらない。人は人と繋がる」「地域に求められるのはマグネット人材」。

(詳細については、また次回以降にご紹介します。)

・さて、熱中小学校の創始者である堀田一芙氏の言葉に
他力創発」というのがあります。
(著書「老いてからでは遅すぎる」)


○「他力創発」に込められたい意味と意義


・「他力創発」にはどういった意味と意義が込められているのでしょうか。

・堀田さんは言われます。
『人と人とが関わりあって、他者の力を借り合うことによって生み出される何かが、人知を超える災害の危機にも耐えうる方策になるのではないか・・』。
これを「他力創発」という言葉で表現され、熱中小学校活動の「軸」とされています。

・「人の力の及ばない危機」については、我々は4年前の豪雨災害以降、身をもって思い知らされています。
 しかし、なんとか苦労しながらも、復旧復興の道を官民、個人団体問わず進めていられるのは、ここに棲んでいる人間だけでなく、国県、応援自治体などの行政、親戚知人友人、地域同士のつながりや外部ボランティア、その他多くの「他者」の方々の力を借り合っていることに尽きると思います。そのことに、改めて気づかされ、その大切さ、力強さを確認していきたいと思います。

・水害、コロナ禍と難しい状況が続きましたが、「人と人との関わり」から得られる情報や知恵、労力はこれからの復興や地域再生には不可欠です。
 
 掛けられる声、寄せられる思い、差し伸べられる手に気づかず、あるいは、気づいていてもぐずぐずとしてつかみ損ねて機会を失っていては、そのツケを払うのは自分たちであり、将来にわたっては子や孫の世代に行きます。

 特に我々市政を預かる職員は、人と人との関わりを大切に、情報のアンテナを高く、新奇なものも柔軟に受け入れるマインド(心構え)を持つ必要がありますし、そのようなジブンでいたいと切に願います。

・あのような災害は二度起きてほしくありませんが、こればかりは誰にも予想できません。

であるならば、「人の力の及ばない危機にも対応できる方法論」としての「他力創発」。

改めて、平時のうちから培っていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?