１０、含み損の長期保有はメンタルがやられる一番の要因。

2024年10月25日 09:19

最近、you tubeのライブ配信者でスキャルピングやデイトレーダーの動画が簡単に見れるようになってきた。

何か得られるものがあればとの思いで見てみると、多くがマイルールを破り、負けを認めたくないが故の無限ナンピンや長期ホールドで含み損を抱えてずっと耐えているといった内容のものが多い印象である。

中には多額の含み損を抱えつつも、損失確定が億劫で損切ができず、ずっとお祈りトレードをする配信者も少なくない。

これは決して他人事ではなく、多くのトレーダーが経験することになる事象の一つだろう。
考えてみてほしい、自分がエントリーした途端逆行し、もしくは含み益から含み損に変わって、ひたすら含み損の青い数字が取引画面に表示された状態の時の自身のメンタルを。

兼業トレーダーなら、日中仕事をしている時も気になってしょうがないだろう。見るたびに憂鬱になり、仕事もおぼつかなくなってくる。

そう、含み損を抱えた状態とは、トレーダーとしてできることは全くなく、更にメンタルが負の影響を受け続ける状況なのだ。

上下する相場の中で含み益、含み損を繰り返しいったり来たりすることはごく自然なことなので、含み損になった瞬間に損切をしろというわけではない、むしろ含み損から含み益に変わることだって多々あるからだ。

では、このメンタルに負の影響を及ぼし続ける状況を打破するためにはどうするのが得策なのか？

それは、まさに、損切をすることだ。

損切をすることのメリットとしては、

・メンタルが負の影響を受けることを阻止できる
・再度資金を仕切り直し、次のトレードに臨める

この2点だ。
頭を下げ愕然とした状態で何もできないお祈りトレードをするぐらいなら、いったん仕切り直しをした方が良いに決まっている。

損は誰だって嫌であり、常に勝ち続けたいという思いは理解できる。
だが、相場に常勝は存在せず、収支グラフは上下を繰り返して最終的に右肩上がりに上昇していくものだ。

今一度自身のマイルールの損切部分を考えてみよう。

なお

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