シーズン開幕 JCL開幕

3月27日、新たなサイクルロードレースリーグ、JCLが栃木県真岡市にて開幕しました。

photo. ©YUKIO MAEDA/M-WAVE

JCLは、 「地域創生」 がキーワードとなっており、サイクルロードレースで地域活性化を進める事を目的としています。
レースに出場するチームは主にホームタウンを持つ「地域密着型チーム」が中心となっております。

自分の所属するチーム右京も、昨年から相模原市をホームタウンとして活動しており、チーム名も、『チーム右京 相模原』となりました。


レース2日前の木曜夕方に、京都から新幹線で宇都宮に向かいました。
宇都宮駅のホームに降りると、京都より少し肌寒く、5年半生活した栃木を改めて思い出し懐かしい気持ちになりました。
改札に向かい、駅を降りていくとJCLのポスターが目に入ってきました。

まず、この光景が単純に嬉しかったです。

1番嫌で、ダメなのは内輪も内輪でレースを走っているだけの状態なのでは?と思う時があります。

誰にも知られずひっそりと。
何かやってたね?道封鎖されてちょっと邪魔だったな。
では寂しいですからね。

ツールド沖縄。
沖縄の知り合いの方で自転車レースを知らない方ですが、
ツールド沖縄は知っている。と言う方がおられました。
歴史も何も違いはあれど、自分の出たレース等、認知される事は嬉しいです。


非常に残念なのが、無観客試合という事です。
しかしながら、YouTubeのlive配信はかなり良い物だったと思います。

初開催の無観客は本当に残念でなりません。
直に応援の力を感じにくく、会場もガランとしており本当に寂しい光景です。
宇都宮のJプロツアーで優勝した時、あれは最後、沿道の応援が本当に力になり、鶴の登りを下から300mもがききる事ができました。

無観客試合、この御時世、様々な理由はあるかと思いますが…

そもそもコロナ禍でなければと言う事が日常生活にしろ何にしろ非常にたくさんありますね。
コロナに関しても様々な意見はありますが。
気持ちは
コロナめ…
ですかね。

スポーツというものは注目されればされるほど、声援が多ければ多いほど、観客選手共にアツくなれるものだと思います。
同時に、様々な事に対して強くもなれるとも、自分は思っています。


木曜日は宇都宮駅の近くのホテルで一泊しました。
次の日はタムちゃんメカニックにホテルまで迎えに来てもらい、そのまま井頭公園に試走しに向かいました。
コースでは準備が着々と進められており、いよいよだなと、テンションも上がっていきました。
3周試走し、危険そうな箇所は止まって確認。
最終コーナーまでの数百メートルの流れも行ったり来たりし、何度か確認し試走を終え、昼食をとりホテルへ向かいました。

藤間さんのマッサージを受け、あとは明日に備える。

身体もほぼほぼ自分の中では戻ってきた感覚がありました。
さて、どうなるか?

レースで緊張する事はあまり今までなかったのですが、(那須の全日本は流石に緊張感は凄かったですが。)怪我による体力的な弱体化で自信が無くなり、正直緊張しやすくなりました、、、(と、思う。。。)

緊張の割にはぐっすりと眠れました。
家を出発する数分前までオーダーで作った自分の枕を持っていくか行かないか迷ってましたが、持って行った事が良かったのかもしれません笑
枕大事かもしれませんね。

起きてシャワーを浴び、レーススタート3時間前丁度に朝食摂り、部屋に帰って着替えて出発。
10キロ程アップがてらの自走出発。
超地元石原選手の道案内により無事予定より数キロ遠回りして会場に到着。
なんでやねん笑

程なくしてセレモニーが開始されました。

photo: Team UKYO SAGAMIHARA

我らが片山右京チェアマンによる開幕宣言

チーム毎に登壇、名前を呼び上げられていきました。

photo: Team UKYO SAGAMIHARA

炭ガスすごい。勢いよいガスで少しビクッとなりました。

photo: Team UKYO SAGAMIHARA

おしゃれなサインボード。
自分は出走サインの時は『な』って書いてます。

ひと通り終え最終確認の為、一周回試走。
一度チームテントに戻り補給食を背中に詰め軽量化(お花を摘みに)してスタートラインへ。
9チーム6人出走の為、少し集団の人数が少なく感じられる。
それが悪いとかではなく、昨年まで出場していたJプロツアーとは展開が少し変わるであろうなと思いました。
集団コントロールは確実に8人出走時より難しくなるし、コースレイアウトが緩いとしても展開的には面白い事になるんじゃないかな?と。

自分の任務は前半ペースを緩めさせないようにしながら厳しい展開に持っていき、エースを勝ち逃げに乗せる展開に最後纏めると言う感じでした。

正直、練習の段階では調子もそこそこ自信はありましたが、怪我に対しての膝の不安感はまだ完璧に拭い切れておらず、オーダー通りの走り、レースをちゃんと走れるか、不安が大きくありました。

レースを走ってみて、
昨年よりは確実にアタックにも反応できてたし、距離の耐性も戻ってきているのを感じることはできました。
が、やはりまだ少し何か足りてないかな?って言う感じがありました。
まあこっから下りはしなさそうだし。。。

勝ち逃げに乗ってくれた石原選手が5位、小石選手が6位に入ってくれました。

昨年、”レースのレース”に、参加できず、本当に悔しく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
脚も走るだけでいっぱいいっぱいで、何もかも辛く苦しく感じました。
今回も昨年と同様か?と不安が大きかったですが、成長?戻ってきた?と言うべきか?どちらかわかりませんが、良い方向に向かっているのは確かで、人間不可能なんてないんちゃうかな?って少しだけですが感じた今回の初開催、開幕戦JCLでした。

photo. ©YUKIO MAEDA/M-WAVEと

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