見出し画像

ツールド熊野 第1.2ステージレポート

2019年ぶりの開催となったツールド熊野。

例年のチキンレースもとい土手TTプロローグは無く、3ステージでのレースとなった。

過去6度出場しているこのレース、3度は落車リタイヤに終わっている。
このツールド熊野では過去に鎖骨骨折や、前歯を2本持ってかれ、歯がチップとデールのデール状態になったりもしたので個人的には少しトラウマはあるレース。

毎度参加して感じるのは、コースがテクニカルである事、また参加選手の実力差が少しあるように感じるレースである。

レース前日、千枚田でみんなと

第1ステージ 赤木川清流コース

ここ最近の練習での調子は比較的好調であったのでフィジカルでの不安はあまりなかったが、初日は例年落車が多発しており、かなり神経を使うレース(3日ともであるが‥)なので恐怖心はレース前から少し。。。


スタートし、前回大会のような集団が分断される事はできるだけ避けるようオーダー通り動いていく。

集団内ではやはり落車が何度か発生し、早々に遅れている選手もでてきていた。
前々で展開しているので落車を見る事も巻き込まれる事も無く終盤まで走れたが、山岳賞ポイントに入る手前では毎度チキンレースのごとく位置取りあらそいが起こっていたしかなり神経を使っていた。

逃げも少人数の為、スプリントしたいチームや2日目に向けて総合時間差を無くしたいチームが集団をコントロールしていきゴールまで。
ゴール前、小石を先頭にネイサンとベンが続いているが少しはぐれてしまい、やっと3人の後ろにラスト2キロほどで着くことができたが、牽引等はできず、(むしろ前にでたらネイサンの邪魔になりそう‥)そのまま集団内で自分はゴール。
ネイサンは1人で最後は捌いていき2位。
つよい。

第二ステージ 熊野山岳コース

毎度総合成績に大きく関わる事が多く、クイーンステージとも言えるこの第2ステージ
チームとしてはネイサン、ベンの為にしっかり働き総合リーダーを取る動き。

チームとしては逃げに入る必要は無いけれど、かなり序盤に集団が割れてしまい、わりと多い人数の逃げができてしまった。
自分は流れで分断した逃げ集団に入ってしまったけれど、集団にはネイサンとベンがいるし、後ろで確実にチームメイトが集団牽引等の動きをしているはずなので逃げに?完全に後ろツキイツでついていく。
逃げのメンバーは良く、自分以外は全員GOな感じ。
逃げ切りももしかしたら、、、と少し思ったが、ネイサン、ベンは確実に追いついてくるだろうとも思った。

3分程のタイム差で札立に突入。
キナンがペース調整しながらこえていく。
逃げは少し人数減らして下りへ。
下り切った後の若干長い登りで後ろからネイサン、ベンが追いつき、そのままの勢いでアタック。
『マジっすか。』
かなりハイペースで札立登ってきたであろう、2人だけで合流してきた。
そこから少し打ち合いになる。
少し落ち着いたと思った瞬間、キナン山本弟選手とBS松田選手が抜け出す。
自分が逃げても意味ないので集団牽引しながら逃げを潰した。

しかし、ここでトラブル発生。
逃げ潰した直後、補給地点で自分は一番後ろに下がり補給を取ろうとしたが集団前方でベンがボトルを踏んでしまいバランスを崩して落車してしまった。

すぐに自分も止まり、吹っ飛んだ自転車を起こしてベンに渡す。
チームカーからタムちゃんも全力で走ってきてトラブル対処。
ベンを後ろにつけて全開で集団を追っかける。

割と集団と離れてしまった。。
追っかけてると少しして車列が見えてきた。
前ではアタックもかかってるみたいでちょっとヤバいと思ったけど自分が潰れてもベンだけはなんとか最小限のダメージで集団に復帰させないといけないので出し惜しみなく踏んでいく。

なんとか集団後ろまで戻ってこれてベンを集団復帰させる事ができたが自分はオールアウト寸前‥ギリギリ集団に戻れずに一度千切れてしまう。

すぐに千枚田の下りだったのでなんとか下りで立て直し、なんとかかんとか集団に戻ってくる事ができた。

集団に戻ったがおそらく千枚田からは神々の戦いが繰り広げられる筈なのでそこまではなんとかきっちり働ければと最後の力で他チームのアタックを潰しながらなんとか集団のまま千枚田へ。
本当だったら千枚田下からペース上げれればよかったが力不足でそこまでのアシストができなかった。。。
どうなったかなと思ったけどきっとリーダージャージはとったかなと思ったのであまり力を使わないようにゴールまで向かった。(次の日は超ハードになるであろうから‥)
結果はネイサンステージ2位のもののリーダージャージは獲得。
久々にリーダーチームとして走る事に。
めちゃくちゃ嬉しいが確実に明日はキツイ笑!

第3ステージへ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?