[4−33]最強のぼっち王女がグイグイ来る! オレは王城追放されたのに、なんで?
第33話 なるほど……貴族について理解があると……「ミアさん、ちょっとお話があるのですが、よろしいかしら?」
森の中に足を踏み入れた直後、リリィはミアさんにそう問いかけました。するとミアさんは「はい、なんでしょう?」と聞いてきたのでわたしは要件を伝えます。
「わたし、後発のお姉様が心配なのです」
「心配というと?」
「だってあのアルデと一緒なのですよ……!? あんな野獣のごときアルデとお姉様を二人っきりで暗がりに放り出してしまっては、あの野獣が何をしでかすか分かった