志望動機ってなんだっけ?正社員労働のリスク
正社員で労働してる理由を考えよう
こんにちは。ナオツです。
突然ですが、質問です。
今あなたはなぜその会社に正社員として属してるんですか?
いい機会なので、改めて真剣に考えてみましょう。
入社時、または転職時の面接で「志望動機」を必ず答えたと思います。
面接時に答えた志望動機とは十中八九以下のようなものだと思います。
質問です。
では、あなたは会社に入って、
答えが「Yes」なら、この記事を読む必要はありません。
ですが、僕は、「〇〇ができてます!」「△△を活かして満足してます!」という人間には一握りしか会ったことがありません。
その代わり、それができなくて仕事終わりに飲み屋でグチってる人には大勢出会いました。
そこでのグチの内容はこういうものが多かったかと思います。
皆さんも1度はこういうセリフを言ったことがあるんじゃないですか?
これって冷静に見てみると、さきほどの志望動機と合わせて1つの法則が見えてきます。
ベクトルの向きはどっち?
ずばり志望動機というのは、自分にベクトルが向いてます。
会社で〇〇をやってみたい。
△△の力を活かして誰かの力になりたい。
これらの主語は「自分」です。
対して、先ほどのグチはどうでしょうか。
〜〜に振り回された
〜〜のせいで
会社の支持で〜〜
これは、 自分以外の何かにベクトルが向いてますね。
組織に属すということは、
他者の影響を大きく受けるということです。
組織に属すということは、
他者に対するタスクが必ず発生するということです。
これは、仕事の規模が大きくなればなるほど、他者に起因するタスクは増えていきます。
会社が「コミュニケーション」や「チームワーク」を題材とした研修を実施するのは、このためです。
何十人、何百人も参加するようなビッグプロジェクトの多くは納期に間に合わず、残業残業でブラック化してしまいます。
これは「他者に対するタスク」が膨大になるのが一因だと思われます。
少なくともこの1週間、1度は「会議」という名の「他者に対するタスク」をやってきたんじゃないですか?
多くの会社の目的とは
当然のことですが、多くの会社がやりたいのは社員のやりたいことを叶えることではなく、
会社の利益を上げることです。
もちろんすべての会社の目的がそれだけとは言いません。
会社によって色々な目標を掲げていることでしょう。
しかしビジネスである以上、会社は利益を上げることを重視せざるを得ません。
なぜなら利益を上げられず赤字続きの会社は、そのうち倒産してしまうからです。
当然ですね。
もともと会社というものは、大方「金儲けしたいからビジネスを始めよう!」と思って、始まるものです。
こんなふうに世の中を便利にしたい。
こんなサービスを作ってみんなを笑顔にしたい。
そんな言葉を良く聞きます。
ネットの記事に良く紹介されるのは、そんな人たちです。
ただ、そんな人たちが作る組織はほんの一握りなんです。
その他大勢の方にとって、起業のモチベーションは「金儲け」がほとんどです。
数人の仲間たちと始めて、
事業が大きくなり自分たちだけでは手が回らない。
人手が欲しい。
そこで募集をかけたら自分たちの会社で働きたいと言ってるあなたが現れた。
会社としてはあなたを利用して(表向きは「力を貸してもらう」という表現を使う)、
もっと業績を伸ばし利益を追求したい。
会社の規模を縮小したいのであれば、あなたは採用されないはずです。
つまり会社に採用されるということは、
会社の利益のために「こいつは使えるぞ」と判断されたということに他ならないのです。
多くの会社はあなたのような多くの人間を採用し、業績を伸ばしたいと考えています。
話は戻りますが、あなたが会社帰りにグチを言うということは、
「自分のやりたいこと」より、「会社のやりたいこと」が優先されているからです。
これではベクトルの方向が一致していません。
あなたは自分にベクトルを向けている。
一方、会社は経営者たちにベクトルを向けている。
あなたが本気で「会社の業績に貢献したい」と願うなら、
それは会社のベクトルと一致するので問題ないと思います。
しかし、それを本気で望んでる人って存在するのでしょうか?
赤の他人の金儲けに対して自分の人生のほとんどの時間を捧げる?
会社で働く理由がお金のためなら
やりたいことができないのに、いまだにあなたがその会社で働く理由。
…お金ためですか?
「うちは家族がいるんだ!」
「養っていかなきゃいけないんだ!」
わかります、わかります。
でもですよ?
そんな大切なこと、赤の他人の金儲けに頼ってて大丈夫なんですか?
近年、会社の規模が大きくなり、一人あたりの仕事量が増えすぎたことにより、
過労死
自殺
不正会計による脱税
身代わり出頭
などなど。
このような問題が過去ニュースなどで散々取り上げられました。
国から「仕事量をセーブせよ」というお達しまでくるようになった。
こんなの普通じゃないです。
しかも、そういうニュースって皆さんがよく知る「大手企業」ばかりでしたよね。
大手だから安心?
安定した生活が送れる?
本当にあなたの会社は、あなたの大切なもの守れますか?
一番最初の質問に戻りますね。
今あなたはなぜその会社に属してるんですか?
その会社の正社員であるということは、
会社がなくなったときに、あなたの仕事ぶりを評価できる指標がなくなってしまうということです。
あなたが会社に属しているのがお金のためなんだとしたら、それは 「リスク」 だと思います。
でも、あなたが明確な武器を持ち1つの会社に縛られない生き方ができるようになったとき、それがはじめて安心につながるのではないでしょうか?
フリーランスのITエンジニアになるということ
僕は、そういう方々にフリーランスのITエンジニアへジョブチェンジすることを勧めています。
フリーランスのITエンジニアにはなるということは、1つの会社に縛られません。
会社と契約して、自分のやりたいことができなかったり、不満が大きいようなら、すぐに別の会社に移れば良いのです。
IT業界全体があなたの職場です。
ステップアップのために転職するのもすぐできます。
正社員だと保険の手続きや入社の手続きなどありますが、そういった面倒な手続きも一切ありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
一応言っておきますが、僕は正社員を単に否定したいのではありません。
正社員として会社に属し、自分の目的が達成されているなら、なにも問題はありません。
ただ、圧倒的に 「そうでない人」 のほうが多いのです。
そして、何より僕が 「そうでない人」 でした。
ですが、フリーランスのITエンジニアになって生活が変わりました。
会社に属さなくて良いって、こんなに楽なんだ。
今は心からそう思っています。
あんなに仕事が嫌いだったのに、フリーランスになった今は、
新しい事業をどうやって作ろうか?
そんなことも考えられるよう、心にゆとりがもてました。
この記事があなたの生活に少しでもヒントになれば幸いです。
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