フロントエンドで「Next.js」を選ぶ理由②:世界のニーズはReact一強
ReactとVue.jsを「検索トレンド」や「採用ニーズ」という観点で比較すると、大きな違いが見えてきます。
あなたは今後、日本でずっと働きたいですか?
それとも世界で活躍できるエンジニアになりたいですか?
はじめに
こんにちは。ナオツです。
前回の記事では、フロントエンド業界でスキルを選ぶなら、Nuxt.js(Vue.js系)よりTypeScriptで実装しやすいNext.js(React系)を選ぶのが得策であるという話をしました。
Next.jsとTypeScriptの親和性についてはこちら
フロントエンドのフレームワークにNext.jsを採用するもう1つの理由は、
Vue.jsと比較して世界的に圧倒的な採用のニーズがある
という事実があるからです。
Next.jsとは
Reactを使って、SSR・SSGサーバーを構築できるようにしたフレームワークです。
SSRやSSGについてわからない方はこちら
この記事では、「検索トレンド」「採用ニーズ」という観点でReactとVue.jsを徹底的に比較していきます。
まずは、比較対象であるVue.jsから見ていきましょう。
Vue.jsの採用ニーズ
Vue.jsは下記の特徴があります。
- 普通のマークアップに近い実装(1ファイルにHTML,CSS,JSを実装する)
- 「簡単さ」が売り
ReactはクセのあるJSXという記法を使うため、初学者にとってはややとっつきづらいものでした。
実装量も増えがちで Reactの難易度は高いという評価も根強く残っています。
Vue.jsは Reactと同じことをもっと簡単に書こうよ という思想で作られているように感じられます。(主観)
とくに日本では、日本語のドキュメントが整備されていることで人気を博しています。
なぜなら「誰でも簡単に始められるから」です。
そこで スタートアップ企業 などに採用されるケースが多く、日本での採用ニーズは高い傾向になるわけです。
Reactの採用ニーズ
一方、Reactは下記の特徴があります。
- Vue.jsと比較して世界的に採用のニーズがある
- JSXでViewを実装するので、初学者はとっつきづらい。が、最近改善された。
ReactはFacebook社が開発したフレームワークで、欧米ではとくに人気があります。
また、実装レベルでJSXという記法が初学者にはとっつきづらいものの、2019年中旬にHookという機能がリリースされたことによって、とても実装しやすくなりました。
それまではVue.jsのような「簡単さ」はなかったのですが、ここにきてReactにも「簡単さ」が加わった印象です。(主観)
世界における検索ワードのトレンドでは、なんと React>Angular>Vue という結果なんですね。
前述の日本での検索ワードのトレンドと比較すると大きな違いです。
あれだけAngular不人気を紹介してきたのに、Vue.jsはそれをも下回ってしまいました。
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